第10章 大晦日&正月
恵土「ごめん!;手が滑った!;」
それをよそに寒中水泳する修;
遊真「オサム!桃を忘れてるぞ~!」
三雲「違う!;桃太郎じゃ…ない!;(ばしゃばしゃ」
遊真「桃から生まれてくる桃太郎とポーズが一緒なのにな…
ってことは、これか?」
三雲「おわんとおはし!?;
一寸法師じゃないって!;」
遊真「これでもないのか;
日本の昔物語って難しいんだな;」
三雲「そういう問題じゃないだろぉ!!;」
ひゅっ
恵土「一本釣りいいいい!!」
その直後、すぐ傍に在ったロープで
見事に三雲を釣り上げたのだった…
恵土「ごめんな;すぐ温めるから;」
そんなこんなで、無事に済みました…
三雲「あの…
なんで、一瞬で乾かして…
しかも温かく…」
恵土「トリオンとは、生体エネルギー。
でもなくなったとしても、死んだりはしない。
それでも、生命エネルギーって言うのは
汗だったり熱だったりいろいろあるんだ。
それでもって、生きていく上で欠かせないエネルギーだ。
その中で大事なのが熱。
死体は冷たいし、生きていく上で欠かせないっちゃ欠かせない。
それになるよう、集約させる時に意識する。
そうすれば、熱の方が圧縮されていって
アイロンみたいに、一気に水分だけを蒸発させるよう
掌を焼きごてみたいにできる。
でも、それだと燃やしたりとかなっちゃうから
ある程度、押さえ込みながらエネルギー状にして送る。
そして、服の内部まで入って内側から乾かすんだ」
三雲「なるほど。
ありがとうございます。
おかげで、寒いのが嘘みたいに
体の芯から温かくなりました!(お辞儀」
恵土「よせよ;
種をまいたのは私だ;
私の責任であぁなったんだから」
三雲「いや。
それでも、色々と助けてもらったわけだし(苦笑」
恵土「…そっか。ありがとう^^
そう言ってくれると、凄く嬉しいよ(微笑」
三雲「あ。こちらこそ!(お辞儀&微笑」
そんなこんなで…
今度は一体何を?;