第10章 大晦日&正月
その後、三輪家
米屋「遅いぞ、秀次。
愛しの恵土とは会えたか?(にやにや」
三輪「うるさい。
今年も食べに来たんだろ?」
米屋「もちろんb(キラン」
三輪「まったく…
小さい時から、あんな下らないことばっかりしやがって…(微笑」
そう言いながら、玄関先の写真を持ち上げる…
そこには…
幼い頃に撮った、三人の集合写真があった…
『いつでも帰ってきていい』
そう、姉が恵土へ立ち去る際に言っていたことも
当時、恵土は自分よりも姉よりも年上で
それでも、税金だとか色々なことをしてくれたこと…
そして…何より…
皆が皆、一緒に笑顔で過ごせていたこと…
それを見つめる顔は切なげで、
幸せな、笑顔に包まれた生活を支えてくれていた…
その感謝などもあったのだが…
互いに意地を張ったりしていながらも…
結局の所、過去のことを色々と話し合ってから
一緒に寝てしまったことも…
全てが…
本当は…とても、嬉しかった…
幼い頃に、戻ったようで…
三輪「…あの時は…
あんなに大きく見えたのにな…(涙目」
ボソリと呟かれる声
その声が届くのは、どこになるか…
今はただ、家で
三輪隊の人たちと共に、おせち料理を食べていた…
その数分後…
恵土「ごめん!!
お年玉渡すの忘れてた!!!!」
三輪「そんなに切羽詰まることでもねえだろ;」
恵土「毎年もらってるくせに何言ってるんだ!!(くわっ!!)
小さい時なんて
姉さんの誕生日に全額投資してたじゃんか!
(私にとっては妹)」
三輪「やかましい!!!//
やっぱり…(震え)
お前なんて、大っ嫌いだあああああ!!!!!//」
最悪の形で、幼馴染だと知られたのだが…
恵土「ありゃま;
三輪隊の皆まで居たとは;」
米屋「なんだ。
やっぱり、あの写真の女は恵土か」
といっても
全員が全員、薄々感付いていたのだったとさ…^^;