第10章 大晦日&正月
宇佐美は、聴かれたくない話ではないかと
空気を読んだからなのか、立ち去っていた…
要するに、リビングに二人きり。
恵土「でも…
やっと、お前らに会えたんだ…
だから、見失わないでいられた…
お前たちが笑顔で居てくれたから、正しくいられた^^
お前たちが居なかったら…
きっと…私は、私で居られなかった…(苦笑)
だからさ…
拳骨するなら、もっと優しくして;(ぐすん」
三輪「うるせぇ。
両親がなくなって以降、俺は姉さんに育てられた。
そんな中、勝手に舞い降りて来やがって」
恵土「そっちが引き止めたんでしょうが;」
三輪「俺のおもちゃに触らなければ」
恵土「触らせたのはそっち。
遊ぼうって誘ってきたじゃん」
三輪「…勝手に人の部屋を荒らしてきやがって」
恵土「整理整頓がなってないからでしょ?
解りやすくなって助かったって言ってくれたよ?
三輪のいう姉さんが」
三輪「…お前が居座ったのが悪い」
恵土「一緒に居て~。これからずっと一緒だよ^^
勉強教えて~。いいよ^^
怖い夢見た;一緒に寝て、恵土姉ちゃん;うん^^
寒いよ、一緒に寝てぇ;いいよ^^
怖いよ、恵土姉ちゃ~ん;大丈夫、ついてるよ^^
一緒にお風呂入っt
三輪「いい加減に黙れえええ!!!////;(かああああ」
恵土「誰かが起きてきて聞いても知らないよ?」
三輪「ビクッ!!)//(きょろきょろ」
恵土「くす)変わらないな…小さい頃から…
幼恵土「秀次!そっちに行ったぞ、ゴキブリ!」
幼三輪「ええ!?;」
おどおどしながらきょろきょろして…
でも、まさか本当に出てくるとは思わなかったけど;)
まあ、とりあえず…今は、本当に元気だよ。
ありがとう、秀次^^
少しでも、楽になったよ(切なげに笑う」
三輪「!…そうか…」
そう言いながら背を向け
出る準備を整え、靴を履いた後…
三輪「その…初詣、一緒に行くか?//」
恵土「皆も一緒だけどいい?」
三輪「…ああ」
恵土「8時10分に、ここに集合ね」
三輪「わかった(微笑」
それから振り返りざまに見せた顔は…
久しぶりに見せる、笑顔だった…