第10章 大晦日&正月
怒りは、時として我を忘れさせる…
皆さんは、怒りによって
どれほど己が崩れていくのかを見た事はあるだろうか…?
三輪「いい加減にしろ!・・」
恵土「お~
般若になった;」
三輪「うるせぇ。もう帰る!(ずかずか」
足を強く踏み出しながら去っていこうとする
恵土「秀次」
三輪「?」
振り返った直後、それを抱き締めた
三輪「!?//」
恵土「よちよぉ~ち!
いい子いい子でちゅねぇ~^^」
三輪「殺すぞ・・//」
恵土「ごめんなさい;」
真っ赤になりながらも凄まじい殺気に
思わず離しながら謝った…
すると…
辛そうな、切なそうな顔をする恵土に対し…
三輪「本当は…バカじゃねぇだろ」
恵土「え?」
三輪「バカな振りでもしてねぇと、生きられなかったんだろ?
小さい頃みたいに、やってねぇと…
そうじゃないと…
その過去に、押しつぶされそうになるからなんだろ?
小さい時…
ずっと、不思議に思ってた…
どうして、それほど俺に合わせてくれるのかと…
でも、実際は違っていた…
同等レベルなまでに、本当は…」
恵土「気にしない。
私のことは私で解決する…」
三輪「抱え込むな」
恵土「!」
三輪「…言ったよな?
俺が小さい時に…
少しぐらいなら聴いてやる…」
恵土「ぽかーん)…
っぷ(にや)
いっつも、助けられてばっかだったくせに^^」
三輪「うるせぇ…
俺が…ここまでやるのは…
他でもない、お前だからだ(ぷいっ」
恵土「…(目を伏せながら微笑む)
…本当は…耐えられなかった…
どこまで歩いても、真っ暗闇ばっかでさ…
本当はさ…自殺したい」
三輪「!」
すぐさま恵土へ向く中
肩に手を置こうとした直後
ぷにっ
恵土「…まさか、こんな古い手にひっかかるとは;」
三輪「わなわな)
消え失せろおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
その後
恵土の頭に初たんこぶが出来たのは言うまでもない;