第10章 大晦日&正月
恵土「いいか?
そばは、「二八に始まって二八に終わる」!
そば粉8割に対して、つなぎである小麦粉を2割で打て!
水回し、練り、延ばし、切りまで
一気にやって終わらせるぞ!(ゴゴゴゴゴ」
『はい!』
遊真「っていうより、そば粉は完成させたのか?
石臼つかってみたかったんだが…」
恵土「キラン)そういうと思って…
まだ残してある分があるんだ、10人分。
よかったらやるか?」
遊真「おお!」
恵土「まずは石臼についてる棒を掴んで
そぉっと円状になるよう、全身を使ってまわして」
遊真「ふむふむ」
恵土「まずは、右。右下。下。左下。左。
左上。上。右上。右って感じにまわしていくんだ」
遊真「解った」
恵土「この人数だと
15回転ずつで、一人ずつ交代制な」
遊真「了解(キラン」
石臼から出た粉を受け取りながら
そばを作る準備をし出す恵土
木虎「恵土先輩、私に手伝えることh
しゅばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば
木虎「凄い!
寸分の狂いもなく包丁を操って切り刻んで…)
恵土先輩…どうすれば、それほどまで」
恵土「ん?自然とできるようになったぞ」
見ずにネギとかを切ってる。ってか危ない!;
木虎「恵土先輩…
私、実はずっと…
あなたのことを尊敬して、慕ってきました!
なので、どうか…
恵土師匠と呼ばせて下さい!!」
恵土「え?
ああ。いいよ^^
お前になら、好きなように呼ばれたいって思うし(微笑」
木虎「!//」
そんな驚く木虎に、手を止めてこう言った
恵土「第一、お前になら何て呼ばれてもいいよ^^」
木虎「ズキューン!!!)!!!//////
…恵土…先輩…(かああああああああああああああ」
恥ずかしさのあまり、後ろにたじたじと下がる木虎。
恵土「ん?どうした?」
振り返ると…その頃には…
ぼぉん!!!!!
物凄い音を立てて、顔から凄まじい蒸気を上げ
気を失ってしまった
木虎「・・(チーン」
恵土「一体どうした!!??;」