第10章 大晦日&正月
それから
宇佐美「恵土ちゃ~ん
本部からの緊急要請、よろしくぅ~;(ふらふら」
恵土「どうした!?;ってか大丈夫か?;」
宇佐美「携帯で呼び出そうとしたんだけど
全くかからなくって;」
恵土「あ;
大掃除の時、邪魔だからって自室に置きっぱなしだった;」
宇佐美「色々と本部であって
林藤支部長もいるから、よろしく^^;」
恵土「サンキュ。栞ちゃん」
迅「でも、どういった用件で?」
宇佐美「それが…
恵土ちゃんの故郷で、瓦礫の中にあったもn
だん!!
その言葉の直後
凄い音と共に、凄まじい勢いで走り出した。
遊真「凄く切羽詰まった顔をしてたな」
迅「そりゃまあ…
故郷の話にもなるわけだし。
ほら、今の間に食べないと覚めるぞ?鍋」
鍋を囲んで食べていた中
食べ終えたばかりの恵土が抜けた
その頃、雪の中
恵土「トリガーオン。
グラスホッパー×シールド!天翔!」
風を巻き起こさないようにしながら
秒速100mもの勢いで上空から、本部へと突っ走っていた。
本部
恵土「はあっはあっはっ」猛ダッシュ中
木虎「恵土先輩?」
恵土「悪い!急用だ!」
たまたま出くわした木虎を抜き
城戸が待っている場所に着くと…
林藤「遅いな」
忍田「それで、いいのか?本当に話して」
城戸「ああ…
知っても、問題はないはずだ。
当の本人も気付いていることだしな」
恵土「…」
扉の前、一人で聴きながらたたずんでいた
その後、ノックし
中からの声を合図に入ってきた
C級隊員のような白い地の
現在とは違う、青いラインの入った服=トリオン体のまま。
ちなみに
恵土が入った当初に
A級になったにもかかわらず
C級の服を着続けていたため
C級の服自体のデザインが変わったそうな…
恵土「すみません。遅くなって」
城戸「気にするな。
…例の件については、どこまで知っている?」
恵土「…日本刀が、トリオンを受け取って
トリオン体と同じ力を引き出すと同時に
自身を護るバリアを張り続けてくれていたこと。
それぐらいまでです」
城戸「…そうか。
では、新たに分かったことを言おう」