第10章 大晦日&正月
そんな中、料理が始まり
小南「恵土、麺類は明日だからね?」
恵土「解ってる解ってる。
まず、今はウインナーだな!(キラン」
迅「やっぱり好きなもの作りたいんだな(もぐもぐ」
小南「ってつまみ食いしないの!!;」
陽太郎「固いことは言いっこなしだぞ(キラン」
小南「あんたも食べるな!;」
そんな騒がしい中
料理中、音が鳴った
ぷつっ
小南「っ;
(しまった;つい…
ってやばい!」
ぽとっ
そんな音とともに振り向いた直後
恵土が、目を見開いたままたたずんでいた…
恵土「…あっ(青ざめ&震え」
小南「フォーメーションB!」
恵土「き
烏丸「了解!」
その言葉と共に
大声を出しそうになる恵土
その首に腕を回し、一瞬で部屋の外へ連れ出すレイジと
それにつれそう烏間。
そんな折、恵土の叫び声が響いた
恵土「きゃあああああああああああ!!!!!」
遊真「なんだ?」
小南「雷神丸、拭いて!」
雷神丸「もふ」
陽太郎「ケチャップ装備!(キラン」
雨取「え?え?」うろたえてる
三雲「一体何がどうなって?;」
遊真「さっぱりわからない」
レプリカ「あの動揺からして
おそらく、フラッシュバックでも起こしたのだろう」
遊真「フラッシュバック?」
レプリカ「血を見て、においも感じただろう?
あの時、おそらくケイトの頭の中では
両親も、村の皆を殺された際に感じた血と同じ感覚だったはずだ」
三雲「けれど、自分がけがをして血を出した時は…」
レプリカ「自分の血ならいい。
タイミングも解っていれば、痛みも伴っている。
しかし…
あの時に感じた血は、自分のものではなく…
掛け替えのない、大事な人たち全てのものだ…
それと同時に、記憶までもが呼び起こされ
混乱する可能性が無いわけではない」
迅「正解。
事実、あいつの場合は重度の血液恐怖症で
PTSDも併発してるんだよなぁ;これがまた厄介で^^;」
雨取「P?」
迅「心的外傷後ストレス障害。
命の安全が脅かすような出来事などによって
強い精神的衝撃を受けることが原因で
著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害だ」