第10章 大晦日&正月
恵土「ってあれ?;何で泣いてんだろ;
っていうか、ごめんな;
なんか、心まで大掃除しちまったみたいだ^^;」
一生懸命涙をぬぐう恵土に対し
小南「知ってたわよ、一人で思い悩んでいたことぐらいは」
烏丸「その当時、いつも眉間に皺寄せてたらしいですし」
レイジ「笑顔で過ごせるようになっただけ、ダイブと進歩した方だ」
恵土「ジーン)…
ありがとう;
お前ら、自慢の同士だぁあああ!!(ハグ」
そう叫びながら
思いっきり三人に飛びついて抱き着く恵土
陽太郎「俺もいるぞ!(キラン」
恵土「大好きだぁ~!!;(ハグ」
雨取「でも、その気持ち…
何か解る気がする」
恵土「うんうん;
引き寄せて迷惑かけたりとか;色々と思い悩んで;」
遊真「よかったな^^b」
恵土「愛してる~;」
三雲「よかったですね、本当に(涙目)
(凄く、深々と伝わってくる…
その思いも、それまでの険しさも…
だから今では
あれほど、自分を出していけるんだ…」
恵土「ありがとな^^」
本当に嬉しそうに笑った
それまでの人生の重みの分
それが報われたように感じて、聴いててほっとした
だが
恵土「あ、そうそう!
風間にさ、トオルちゃんって呼んだらいやがられた」
小南「そりゃいやがられるわよ;」
恵土「だから紛らわしいから
これからは蒼也って呼ぶことに決めて
太刀川も慶って呼ぶことになった」
烏丸「…でも、なんか勘違いしそうじゃないですか?;
あの人のことですし;」
レイジ「彼氏になった気分とでも言われそうだな;(汗」
陽太郎「俺は元から下の名前呼びだ」
小南「それはそうと…
何で、おせち料理にラーメンリクエストしてるの?;」
恵土「だって、おいしいもので^^;ついつい」
小南「まあいいけど。
具は別になくてもいいの?」
恵土「うん!(キラン」
小南「くす)…子供に戻ったみたい(ぼそ」
それまで抱え込んで、ふさぎ込んで…
ずっと言えないままに、一人きりで悩み続けていた…
それらから解放され
今のようにはいられなかった頃の恵土を知っているからこそ
今の恵土を見て
嬉しそうに微笑みながら、気付けば呟いていた…
数多の時と、想いを越えて……