第45章 呪い
その言葉に、空気が固まった。
菊地原はまだ、恵土から腕を回されたことで
座った状態のまま見ている場所を見てて…
歌川「?;(汗」
そんな中
歌川もまた、菊地原と同じように
目の前の場所にあった机に置いてある椀に目を向けており
恵土「ピクッ)!」
それに対して
もともと秀次の座っていたはずの場所に
(風間にゴスゴス肩を当てるために座った)座ったまま
一杯の梅酒(水割り)を1口2口飲もうとした手が止まり
菊地原「まるで、誰かいるかみたいに」
その時、菊地原から腕が離れ
同時に、入れ物を机に置いた。
風間 恵土、菊地原、歌川
秀次 | 机 | 襖
陽介 栞
歌川「こら!もし地雷だったら(こそ」超小声
恵土「秀次の」
栞「?」
恵土「姉さんの分だよ。
喜んでくれてるから。
二人の高校進学…」
そう言いながら、うつむく恵土に対し…
陽介『あちゃあ;(汗&苦笑』
歌川『空気が重い;(たらたら』
思わず思う中
陽介は、部屋の奥で横たわらせた秀次の近くで
歌川は、菊地原の隣で冷や汗を流していた。
風間「熱はないな」
そんな中、風間は部屋の奥で寝かされていた秀次の額を触って
異常はないか確認していた。
そんな中、
栞「やっちゃったねきくっちー(こそこそ」
菊地原「うるさいな。
知らなかったんだからどうしようもないでしょ(むす」
ひそひそと呟き合うのを聴いて…
恵土「まあ、何にせよ…
ここで会えて、よかったって思うよ。
私、もうやめようと思ってんだ」
『は!!??/え!?』
その言葉に対し、周囲の驚きの声が響いた。
菊地原「やめるって何を!?」
歌川「急すぎて…まさか、ボーダーを!?」
恵土「…ああ」こく
風間「何でそんなに急に!!」
そう言いながら頷く恵土に対し
感情を露わに、膝を立てながら向き直りながら胸ぐらを掴んで
自身の方へと向けさせた。
恵土「…城戸司令に、言われたんだ…
『このままじゃ、きっとお前は死ぬ』ってさ」
風間「…」
恵土「ははっ^^;
前々から言われてたけど、今度はこっぴどく言われて…
たかが、骨折した程度なのに…」
『え?聴いてないけど?』
菊地原「は?(じと目」
栞「それはまあ;」
恵土「まあ確かに
10年前は色々死にかけたけどさ…