第45章 呪い
風間「肩にゴミがついているので」
恵土「…それぐらい私が」
そっ(風間が恵土の肩に触れ)
風間「かっ!!)っ!!」
力強く気を込めながら送った直後
恵土の頭から何かが抜けていき、その場に力が抜けたかのようにひざまずいた…
恵土「?……
あれ?…………
私、何してたんだ?(きょとん」
『何かが抜けた!!??;』
そう驚きに満ちている中
風間「ただ取りついた霊を払っただけだ」
『え!!??』
太刀川「風間さん、そんなことできんの!!??;」
風間「俺の兄が霊媒体質で、払い方を教わっていた。
母親からな」
陽介「どういう感じなんだ!!??//(キラキラ」
おほーっ!!と興奮気に拳を握りながら聞く陽介に対し
風間「払うと言っても、身体から追い出す事しか出来ないぞ?
しいていうなら、気をぶつけて
本来なら体内に居るはずのない霊魂をはじき出した程度だ。
弱い霊にしか聞かないし、強い執着のある地縛霊などには効き辛い」
陽介「剣道のかっ!!(手を打つ」ぽんっ!
恵土「私の祖父の祖母の孫の孫が蒼也だ」
『遠縁にもほどがあるだろ!!;』
太刀川「っていうか何親等?;」
風間「8親等だ。
だから恵土とは、遠縁の親戚だ」
緑川「どれだけ払えるの!?
風間さんのお母さん(わくわく」興味本位
風間「母さんは全部払える」
『さっすがぁ~!
(風間さんを育てた人だもんな!!(微笑&キラキラ』羨望の眼差し
そう感嘆に場内が満ち溢れている中
溜息をつきながら、想い出していた。
風間(何で変な所が似てしまったんだろう…;)
兄さんは昔、恵土と
最初の言葉の子音や母音だけで会話が、全て成立していた。
tだけで和解し合いまくっていたのはそれこそ異常で…
進「t」
恵土「t」
進「t」
恵土「t」
進「t」
恵土「t」
進「t」
恵土「t」
ぐっ!!(互いに手を握り締め合う)
ひしぃっ!!(抱き締め合い)
ばんばん!!(背中を同時に叩き合い)
ぱぁん!!!!!!!!
最後にはハイタッチし合っていた;
(その間、風間は離れたまま腕組みをして
傍からこっそりと見ていて、会話も聴きながらも
そのあまりにも異常な光景に、思わず冷や汗を流していた;
その直後、二人は風間に対して同時に叫ぶも…
意味が解らず、首を横に振るばかりだった;)