第45章 呪い
おまけ・受験パニック
約2年前の冬、とある日の午後
ボーダー提携の公立高校、入試の前日…
玉狛支部にて、とある来客がいた。
陽介「ギリギリなんだよ!マジで頼む!!;」
ぱん!
そう目を瞑りながら、とある部屋の前で合掌した。
その部屋の持ち主は…;
恵土「だから勉強しろって言ったろ!;」
陽介「このとーり!!><;(ぺこぺこお辞儀」
いぶかしげな表情で言う中
それに陽介は必死に両目を瞑り、合掌したままお辞儀しまくっていた。
秀次「溜息)はあ;
俺からも頼む(お辞儀」
恵土「…(溜息)
解った」
その後…
眠りにつくその時まで
陽介の『地獄の悲鳴』が鳴りやむことはなかったらしい……
それから後、入学式にて…
陽介(いやぁ、まさか無事に通るとは;(汗)
後で恵土に何かおごらないとな~^^♪)
そう内心で考えながら
秀次と共に入学式に参加し、立ったままの状態の中…
『では次に、新入生代表の挨拶ですが
今年は異例で、入試での最優秀者が二人いるので
特別に、その二人に各々挨拶してもらおうと思います!
歴代最優秀の成績で入学した…
1年A組23番、三輪秀次くん!!』
秀次「はい!」
その言葉に返事をし、壇上に向かう間
「聞いたか?全科目満点で受かったってよ」
「うへぇ~」
「何で進学校に行かねえんだか」
「進学する気がねえんじゃねえの?大学に」
ひそひそとささやかれ
陽介「おー秀次すげー」
のんきに両手を頭の後ろで組みながら、思わず口笛吹いていた。
『続いて、1年A組25番米屋陽介くん!!』
陽介「へー。
同姓同名っているもんだな)…」
『米屋陽介くん!!』
叫ばれる中、ふと気づいた。
陽介「あれ?
俺、確か秀次と同じA組だったよな?)?」
顎に手を当てながら考える中…
秀次「陽介!」
壇上から居ても立っても居られず、秀次は叫んだ。
陽介「…え?俺のこと?(汗」
秀次「お前以外に誰がいる?(じと目&溜息」
その言葉に
自分を人差し指で指さしながら冷や汗ダラダラになる陽介
壇上から陽介に呼びかける秀次にも視線が集まる中
陽介「え!?…
え!!?……
ええええええええ!!!!?・・;
マジで!?;」
そうして
陽介のあだ名が一時、『入学式の時に叫んでた人』となった。