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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第45章 呪い




直後、声が響く…

『だが、お前が浄化させた。

妖怪共の復活の目論見はついえた。


後、残る方法はただ一つ…

ただ、お前が死ぬことのみ。


お前が死ねば、封印は解ける』

恵土「仮死状態の時には解けなかったみたいだがな、ヴォルフ」

ヴォルフ『ああ。

その時のみ、始祖神が肩代わりした。


それ以前に、生まれるはずのなかったものたちだ。

最終的には、違う結果になるだろうが…』

恵土「…解ってる。

今から言えば3880年ってことで
前夜祭として、12時間ほど結界を解いて外気にさらされる。


今度は、二度と…

この世に一片たりとも蘇らせはしねえよ」


ヴォルフ『邪気ですらも、か。

それが一番難しいんだがな』

恵土「そうだな。


でも
やらなきゃ、いつまで経っても変わらないよ。


だから…

それまでに
その世界と空間を、始祖神の方へ送っておく。


最後までに、そのことをして欲しいから遺してくれたんだろ?

本来なら、死んでたはずのものを」


ヴォルフ『元来、この世に生を受ける時に

この世で成すことを己自身で決めて神と約束し、生まれてきている。


その寿命は、既に定められている。


だが、お前の場合は寿命を全うしていない。

まだまだこれからも生きることになる。


だからこそ…だ』

恵土「…」


ヴォルフ『伝えるかどうかは、お前に任せる。

どうしたい?』

恵土「…理解されなくてもいいって思ってた。

解っていて欲しい人にさえ、解っていてもらえていればッて…


でも、それで全てが解ってくれるなんてことはない。

それで背負ってきたもんがどんなもんなのか…


やっぱり、解って欲しいってのが大きいよ。

知って、理解して、その上で受け入れて欲しい。


その方が、重みが違う。

だから…


そうしたら、多少なりともマシになるような気がするんだ。

ずっと思い続けてきた「死にたい」って想いが……


その世界ごと抱え込んで死ねば無くなる、最終手段を知ってたから…

でも、自分の都合で消していいものなんてないって思った。


だから…

前夜祭の時に、ケリをつける(真剣」


(4月6日AM3:02~AM5:36、1736~1740(5ページ)更新)

しんどいので、今日の更新はこれまでにします。

すみませんでした;

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