第10章 大晦日&正月
12月30日
玉狛支部
遊真「大晦日?なんだそれは」
?を浮かべながら尋ねる中
皆は大掃除の準備をしていた。
三雲「え…知らないのか?;」
遊真「知らない」
恵土「年の変わり目、何をしてたの?」
遊真「う~む…
特に変わらなかったな、日常と」
三雲「まあ
あっち(近界)は、こっちとは違うだろうし;」
恵土「大晦日っていうのは
年が、2015年から2016年と変わる前に
積もった雪で、ぼかすか殴り合って
雪だるま作って、かまくらの中でわいわいと楽しむんだ!(キラン」
遊真「おお、それは楽しそうだな(キラン」
三雲「恵土先輩!?;
何か色々と違うんですが!!;」
恵土「いいんだよ。
面白いように言えば楽しめるし」
三雲(そういう問題なのか!?;)
恵土「本当の目的は
年の最後で変わり目だから、締めましょうってこと。
綺麗な状態で年を向かいたいって感じかな」
雨取「あと年越しそばも」
遊真「ほお」
恵土「その後は、お正月。
新しい年を迎えられたことに感謝しつつ
お願いをしに、初詣に行くんだよ」
遊真「ほおほお」
三雲(なんだ、ちゃんと説明できてる)
そんなやり取りを見て
ほっと胸をなでおろすのもつかの間
恵土「初詣の時、鈴がついた縄をぶん回し」
遊真「おお。ぶん回すのか」
鈴をハンマー投げみたいにぶん回すのを想像する遊真
三雲「なんか違う!;」
恵土「賽銭という小銭を
人ごみの軍勢をかき分けながら賽銭箱に投げ入れるんだ。
ここで入らなかったら
一生その時の願いがかなわず、路頭に迷うそうだ。
第一、私も皆を失った年にやっちまって
皆で幸せにって願いは、泡と消え去った」
三雲&雨取/遊真『ええ!!??;/おお!!』
遊真「色々とスリル満点なんだな、お正月」
三雲「なんか、色々と違う気が…;」
雨取「お賽銭、失敗したら怖いね;(青ざめ&震え」
恵土「と言っても、
賽銭が入らなかったらってのは大げさかもしれないけどな。
実際、他の人も落としたことあるけど
全員が全員そうじゃないし」
雨取「よかったぁ;(ほっ」
遊真「よかったな」
三雲(こんなので本当に大丈夫なのだろうか;)
色んな意味で心配になる修と、安心する三人。
果たして、どんな大晦日と正月を過ごすのでしょうか?