第45章 呪い
拷問まがいに検査だかなんだか言いながら
動けないような状態にされて、ひどい目に遭わされ続けてきた。
火に焼かれたり、凍らされたり、電流を流されたり、切り裂かれたり…
勝手に再生するのを見て、楽しそうににやつく人たちに囲まれて……
恵土「いやだあああああああああ;;;」
菊地原「行かなきゃ死んで
恵土「死んだ方がマシだ、こんな世界いいい!;;」
机に突っ伏したまま泣きじゃくり続けていた。
そうして…
迅の言ってた言葉の意味(1716ページ参照)が分かった。
『まあ、泣き出したらやりたいようにやってくれ。
それが一番いい^^』
菊地原「あれって、そういうこと?)
…(溜息)
(とりあえず、落ち着くまで待つか」
そう思いながら、泣き止むまで恵土の背を撫で続けた。
そうして、数十分ほど時が経った頃
恵土「…どこ、いくの?」
菊地原「?」
恵土「まって…まってよ」
菊地原「夢?)寝言?(ぼそ」
そう言いながら手を伸ばす恵土に対し、思わず呟いていた。
恵土「…おい、てかないで……
やだよ…ちちうえ、ははうえ……
ひとりに、しないで;」
そう言いながら、涙を再び零していた。
その顔を覗き込むと、やはり目を瞑ったまま
肩が呼吸をするために上下しており、眠っているようにも見えた。
菊地原「恵土先輩?」
恵土「…」
今度は黙り込む恵土に対し、肩に触れると
『何も抵抗しないな』
『そりゃそうだろ。お人好しなんだから』
(勝手に言ってればいい。
大丈夫。
悪いことをしないようにしてれば、きっと…解ってくれる。
『いつか、必ず理解者が現れる。
きっと俺ら…父と母を超えるような奴がな^^(なでなで』
だよね?父上(微笑))
だが
『恵土ってお前か?』
「?そうだけど何?」
ぶおん!!
(あぶなっ!!;)
『よくも陰で言いやがったな!』
「へ?」
『勝手にやってろ!!』
『あいつ、いつも一人だもんな』
『もし誰が言ってた?って聞かれても
あいつが言ってたっていえばいいだけだもんな』
『あいつには話す相手さえいねーってのに
そう伝えても解らねーんだもんな!(げらげら)
先生も鵜呑みにして怒ってたぜ!最低の奴だってさw』
『あいつのせいにすれば、何でもできるってか?^^
ぎゃははははw』