第45章 呪い
風間「コロ?」
菊地原「ほら、前に言ってた。
恵土先輩が前の12月29日に拾って、一緒にくぅーんって泣きついてきた子犬。
柴犬で恵土にそっくり。
でもしつけは行き届いててできることはできるんですよ。
もとの飼い主とはえらい違いで(じとー」
恵土「やかましいっての!(がうっ!!」襲い掛からんオーラ
菊地原「ほら、噛み付かんがばかりの勢いでしゃべる」
恵土「むー(頬を膨らませて、唇を尖らせる」
そんな中、風間が口を挟んできた。
風間「恵土が教えたら成績が一気に上がっただろ?
前には俺も大変世話になっていた。
今も合いカギ持っていますよね?俺の部屋の」
恵土「おう!大事にしまってるぜ!^^b(キラーン」
菊地原「はあ!?;
勝手にもの触られたりするんじゃ;」
風間「安心しろ。
勝手に整理整頓から掃除までしてくれていた。
大規模侵攻の後でも礼を兼ねてか
山ほど置き土産も置かれていて」
その瞼に浮かぶのは
扉を開けて入った瞬間、これでもかと目に入ってきた光景。
折り畳みの机の上に、天井まで届かんがばかりのお土産タワー。
しかもリボンで綺麗に飾り付けていた;
菊地原「うっわぁ…;こらまた大層に(汗)
僕の方もやられましたよ。
土産が食べ物やおもちゃで、コロが興奮し過ぎてやばかったけど」
歌川「俺もやられた(頷」
三上「私も(頷」
写真を見せてもらい、思わず冷や汗交じりに呟き合う中…
風間「入院中、恵土にずっと付きっ切りでいた隊員には
必ずそうしているらしいぞ。
かくいう木虎もされたらしい。
烏丸の要らない古着をもらい、それを使って作った上着とかな」
『うっわぁ…;(汗)
(恵土先輩らしいけど凄い手間がかかってる;
いつものことだけど;』
あまりの気の回しように、思わず面々が思う中
恵土「どんなもんだい(ふふん」
とても嬉しそうに、得意げな顔をしながら
腕組みをしたまま、胸を張っていた。
恵土(木虎に『大切にします!!//』って言われたもんな^^//♪(にっこにこ))
その当時
もらってからの反応を思い出して、にこやかに笑う中
菊地原「はいはい邪魔。
鼻息荒いし…
そんなに唇奪いたいの?三上の」
恵土「じゃかましい!!//」
三上「え?ええ!?//」
いきなりの問いかけに叫び、再び混乱状態に陥っていった…;