第45章 呪い
恵土「う;
うるさいなあ、今は戻ったって言ってるだろ!
そんなこと言うならもう開けない!(ばたぁん!」
そう叫びながら扉を閉める中、即座に
菊地原「というかあんたが出てけ!;(ばん!ばん!)
ここ僕らの隊室であって、あんたの隊室じゃない!!;」
扉を叩きながら、抗議する中
恵土「やだもーん。毒舌治るまで知ーらない♪」
菊地原「絶対あんた今の状況楽しんでるでしょ!;(汗」
恵土「えっへっへっ^^
やっと歌歩と二人っきりなのにお前まで加えてたまるかい!(じゅるり」左袖でよだれ拭く
菊地原「よだれ垂らして気色悪!
そんなに三上とキスしたかったんだ。うわー、ゲスだ~」
恵土「だったらお前もゲスだい!(ぷんぷん)
2月にいきなり口へキスしてきたくせに。
このばーか!ばーか!!」
菊地原「あんたの方がよっぽどバカ!!
どうせ今頬膨らましてるでしょ~?」
恵土「ぎくっ)な!//
何でわかるんだよ!!//」
菊地原「だって毎回そうでしょー(じとー」
恵土「やかまし!!//(ぽっこー」
扉へ互いにもたれかかったまま会話をし合っていた。
三上「くすくす)^^」
そのやり取りを見ながら、三上は笑っていた。
なんだか楽しそうな雰囲気が見て取れたし
最近、記憶が戻ったことは確定事項だったから…
その雰囲気に安心したのか、気付けば笑いだしていた…
緑川の返事を聴いて
『聴いてて楽しい』と思ってくれる人がいて、嬉しかった。
だから笑っていた、恵土の時と同じように…
恵土「?何笑ってるんだ?歌歩」
その笑う三上に?を浮かべる中
三上「え?…
えっと…
いつも通りだなって思って^^//」
顔を赤らめながら、嬉しそうに笑っていた。
村人たちの命日、全てを失った日であると同時に
自らの誕生日でもあった時、祠の中で全ての記憶が伝わってきて取り戻した。
その時、心配で駆け付けてくれていた皆に…
そう笑いかけながら、戻ってきたのと同じように……
だが、その2日前の18日
帰ってきてから、菊地原の言っていた事故になって…
菊地原「心配かけないで下さいよ、バカな無茶して」
恵土「誰だ?お前」
そんなやり取りで傷付けたと思っていた。
それで相談に来ていたはずだったのに
いきなり、そんなもの(感情)も吹っ飛んでいた。