第44章 ボーダーでの日々

恵土「それでも…
お前に会えてよかったって、本気で想うんだ^^

そうじゃなきゃ、きっと…
こうやってゴツンゴツンやり合ったりすることさえ出来ないままだっただろうし

そのおかげである幸せにも気付けなかったと思うから（微笑」

優しく頭を撫でたまま

そう微笑みながらキラキラとした瞳を向けてこられて…


僕の感情に、歯止めが利かなくなった。

『っぅ；あっ；』


これでもかってぐらい、泣いていた。

多分、今後もないんじゃないのかってぐらいに…


いや…

しゃっくりをあげながら泣くなんて、ズイブン久しぶりだった。


それからも、心に寄り添ってくれているように感じた。


だって、嫌だって伝えた時はすぐ離れるしやめるし
恥ずかしい時はからかってくるし（からかったからかもしれないけど）
愛してるだか感謝してるだか、想ってることを伝えた時は嬉しそうに笑ってくれるし

ただ、伝えないと解ってくれないのが玉に傷だけど…
いつだって、これでもかってぐらいじゃれ合う


身長を恵土のを上回った時

恵土「身長縮めええええ！！
『いやですよ。これからもっと伸びて見下ろすんじゃなくて見下すつもりなんですから』
恵土「ぐあああ！！余計に腹立つううう！！（ぱこぱこ」
『だから全然痛くないって』
恵土「じゃあヘッドロックだバカあ゛あ゛！！；（半泣」
『いい大人が半泣きになりながら何やってんだか…（溜息））
…あ』

恵土「？どうした？
！！まさか首が痛いのか！？；
悪い！！；手加減ミスってたか！？；（汗」ヘッドロックすぐに外して首をさする

『いや…胸があたってて感触よかった。今のもう一回』
恵土「いっぺんはったおすぞぼけい！！」バシィン！！

『今のは地味に痛かった。叩かれたの初めて～。
親にもぶたれたことないのに～（ぶうぶう』
恵土「！！！
…（わなわな」

『？どうしたの？」
恵土「りょ…
お前の両親に謝ってくるううううう！！！！；（涙」
『はあ！！！！？？；』
だだだだだだだ（同時に両方猛ダッシュ）
『待てこのバカ！！！！；嘘だって嘘！！；』
恵土「信じられるかあ゛あ゛あ゛！！；謝るったら謝るんだあああ！！；」
『バカ！本当にバカ！！；
歴代一の史上初バカあああ！！！！；』

思い出せば、いつだって笑える。

こんな日々を、いつまでも過ごしていたいって思ったんだ^^