第44章 ボーダーでの日々
その言葉に、一同は衝撃を受けた。
恵土「ありゃま。
聴いた?秀次!
妹が一人増えるよ!!//(キラキラ&ワクワク&両拳握」
秀次「興奮気味に詰め寄るな!;気色悪い;(汗」悪気無し
恵土「ずうううううううううん);;(しくしく」
その言葉に貫かれ、その場で沈み込んで両膝を抱え
背を向けたまま、しくしくと泣きだしていた;
秀次「あ;」
小南「何やってんのよバカ!!;(ぷんぷん)
せっかく喜んでくれてたのに!!」
秀次「イラッ)お前が変な爆弾を投下するからだろうが!!」
小南「何よ!?
私は勉強よりも何よりも恵土が好きなのよ!!」
恵土「ぼんっ!!)////」
秀次「!!;」
小南「?…どうしたのよ、一体?
恵土は蒸気を頭から出しまくってるし
秀次に至っては怪訝な顔で睨んできてるし…何?」
秀次「………
もし、逆に言われたらどう思う?」
小南「………(想像中)
////////(ぼぉん!!!!」
その直後、小南の頭から蒸気が溢れ出た。
秀次「それと同じだ;(溜息&汗」
小南「はっ…//(わなわな震え)
早く言いなさいよバカあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!・・」
恵土「落ち着いてえええ!;」
怒りと恥ずかしさによって
秀次の胸ぐらを掴んで揺すりまくる小南に対し
慌てふためきながらも止めようとする恵土。
だが秀次はされるがまま、小南は感情のままで…
落ち着くことになるのは、数分後のことだった……
そんな中、そんなメールを送ってきた菊地原の想いは…
本当は、覚えてた。
初めて出会った日のことを…
不良に『眼が気にくわない』って
路地裏で殴り飛ばされて
壁に叩きつけられた、あの雨の日の夜…
叩きつけられたあの時
『人間なんて…所詮、誰も同じ』
そう思ってた。
どこへ行っても、人なんて…ろくなもんはいない。
陰で好き勝手に言うくせ、本人を前にするとへらへらする。
恵土の場合
『自分から話さないくせに』
『ひどいこと平気で言えるんだろ』
『媚びてるように見えるぜ』だか何だか言われてて…
それでも恵土は全く態度を変えなくて
どっちにしろ、大事にしようとするような人で…
あんな人が存在するなんて、信じられなかった。
周りの穢れ(けがれ)が浮き彫りになるぐらい
真っ直ぐで純粋無垢で優しいバカ…