第44章 ボーダーでの日々
恵土「小南…」
小南「あの後、いっぱいハグして泣きついたけど
あんたは私のこと、受け入れてくれたじゃない;
受け入れる場所は、ここにあるんだから…
いつだって帰って来なさいよね;(ぐす」
そう言いながら涙を流して抱き締め、鼻を少しすすっていた。
恵土「くす)…
私がお前に言ったのと同じ言葉だな^^//
へへ^^
言われる側に立つとこんなに嬉しいとは//(頬をかく」
小南「何度だって言うわよ!!
何千回ぐらい言ったって足りないぐらいなんだからね!!??」
そう言いながら、顔をあげて両目を真っ直ぐ見つめてくる小南に対し…
恵土「…ああ、ありがとう^^」
そう言いながら、優しく撫でていた。
その目に涙を浮かべながら、嬉しそうかつ幸せそうに語るのを見て
小南は満足げに頷き
小南「ふっ(にや)
当たり前じゃない!
まあ、秀次がやらないといけないことなんだろうけれどね?(にや&キラン」
秀次「一々うるさい上に一言余計だ;」
腕組みしながら胸を張って、秀次を見つめながら言い;
秀次はそれに溜息をつきながら冷や汗を流した;
ちょうどその頃…
恵土のあの時(1694ページ参照)のコスプレ姿に呆気にとられ
恵土が出ていくまで呆然とし続けてていた菊地原はというと……
我に返ってから、30分が経過していた頃だった。
そしてそれは同時に、恵土に一つのメールが届いた時だった。
一つの想いと共に込められた文が届いた。
『ありがとう』
恵土「…なんだ、これ//
最後まで、皆からこれ言われてばっかじゃん//」
小南「救われてきたのよ。
あんたにとって、私たちの笑顔が救いになったように
私たちにとっては、恵土がそう笑いかけて離れようとしないでいてくれた。
それが、何よりの救いになったのよ。
どこまで行こうが、いつになろうが変わらない。
ずっと愛してくれる。考えてくれる。
どれだけ否定されたとしても、それが視えていても変わらずに…
それが、どれだけ難しいかは解り辛いわよ。
でも…少なくとも、あんたの想いが一筋縄じゃないってことぐらいは解ってる!
それでいいんじゃない?//」
恵土「…そうだな^^
ありがとう、小南(なでなで」
小南「当然よ!//(ふふん&腕組み&得意げ)
私は、恵土の妹同然なんだから!!」