第9章 クリスマス(帰還)
晩
迅「お。おかえり~」屋上
恵土「たっだいまぁ~」入り口
手を振り合う二人
その直後、恵土が屋上まで跳んできた
迅「結局の所、一人で帰ってきたのか?」
恵土「いいや。
途中まで蒼也と一緒だった。
慶は潰れて大変だったぞ^^トリオンで送ったけど」
迅「ははっ^^
そりゃ大変そうだ(微笑」
恵土「こんな時間まで、帰りを待ってくれてるとはね」
迅「…そりゃまあ…
玉狛支部の大先輩ですし」
恵土「違いない…
だが、大事な奴には違いないさ。
あ~。眠い;」
迅「じゃあ、眠気覚ましになると思うけど(ごそごそ)
これ、どうですか?」
あるものを取り出し、恵土の前に着きだす。
すると…
恵土「うっ;げえええ;」
はきそうになって、顔をそらしながら逃げた;
迅「あ~;やっぱり治ってないんだ;」
恵土「解ってるならやるなよ!;
第一なぁ…
人を殺したって勘違いした時は
慌てふためいて自首するだの言ってて
未来で、実際に人を殺した時は
その後に悩みも葛藤もなしで平和を堪能で…
うっ;(吐き気が;)
その上、傷付けたくないだとか言いながら
実際に敵を殺したり傷付けても
謝ろうとも
二度と繰り返させないようにしようとも全くしないで
敵が悩みだとかで苦しんで、間違いに走ったと知っても
聴いて知っていたとしても
自分たちの平和を優先して笑って過ごして、救おうともしないで
げっ;
敵に傷付けたことを謝らない割に
敵が変わって、その敵を傷付けられれば怒って
自分のやったことをないがしろにするような…
都合のいい時にばっか、態度をころころ変えて
うぷっ;
もう無理;死ぬ;」
迅「克服できないか;
まあ、真逆のタイプだしな;
大切過ぎるが故に、言われるよりも前に
相手の立場に立って考えることができる恵土とは。
っていうより、いい人過ぎるんだよ」
恵土「人によって、いいという基準は変わる。
だから私は、いい人とは言えない。げぷっ;」