第44章 ボーダーでの日々
秀次「大切に想う人は、ここに居る。
お前を受け入れる人はもういなくはならない…
ここに居るんだ。
言っただろう?
ずっと一緒だと、この想いは変わらないと」
そう言いながら、抱き締める力を強めた。
そんな中、雪が降り出した。
恵土「…」
その脳裏によぎるのは、昔の日のこと…
秀次『僕ね、ずぅっとずぅっと!
恵土姉ちゃんのこと、大好きだよ!^^
ずっとずっと、愛している!(微笑)
だからね…
もう、一人じゃないよ?姉ちゃん!^^』(593ページ参照)
秀次『だったら僕!(微笑)
ずっと、このままでいる!^^//
ずっと、恵土のことが大好きだし
ずっとずっと、恵土と一緒に居るよ//(微笑)
だから恵土…泣かないで?(苦笑』
秀次「あの日の約束を…
俺が忘れていると思ったら大間違いだぞ!(震」
恵土「!!(涙?」
その頬には、涙があって落ちてきた。
あの当時、嬉しくてたまらなかった時と同じように…
秀次「それよりも前、護りたいと願ったのは俺の意志だ。
そのために強くなろうと決めた。
俺の笑顔を護りたいと言ってくれたお前を…
恵土『秀次が居てくれて、本当に幸せだよ^^
私はさ、姉さんも幸せだと思うよ^^
そんなに想われて、本当にすっごくさ…(微笑&撫でる)
だから秀次…
そんなに自分を責めなくていいんだよ?(微笑』(891ページ参照)
あんな風に、いつだって受け入れてくれたから!
俺は…白帝を起動することができた(ぎゅううっ)
お前を失うのが怖かった。
姉さんを失ったあの時よりも、怖かったんだ。
もう二度と、失いたくない(泣き震え)
だから、頼む…」
恵土「秀次…」
それに涙がにじむ中、抱き締める力を強めながら言われた。
秀次「たとえ自分自身のことであっても、そんな風に言うな。
俺にとっては、それは…死ぬよりも辛い;;」
そう言いながら、両目から涙が恵土へ零れ落ちていく。
電燈が後ろから秀次を照らす中、その涙を通して想いが伝わってくる。
『世界で一番幸せになって欲しい』
『お前がいてくれて、本当によかった』
『どんな時だって、笑いかけて…
大事にしてくれた、お前だから……
俺は、本気で想っているんだ。
大事な、掛け替えのないお前だから……』
それに…涙が零れた