第44章 ボーダーでの日々
菊地原「人ってのは好き勝手言いますよね、ホント…
何を知ってるんだって感じで」
恵土「えと…;」
菊地原「第一、学年2位の実力を持った体育選手を
たかが体型で勝手に決めつけるんだから。
だったら世界中の小柄で筋肉質で
外見上太く見えても素早く動ける選手に謝れよバカバカしい」
恵土「えっと;
ゲームやってる時にその話はやめような?;(汗」
菊地原ゲーム戦術、精神撹乱
口撃によって、相手の精神を反論に引き付けている内に
素早い操作で叩きのめす戦術である。
恵土「要らんよ!!;卑怯やよ!!;」
菊地原「さー?何のことでしょうねー(ぴこぴこ&棒読み」
恵土「しかも口よりも操作がはえぇ!!;
ってか棒読みがさらに腹立たせる要因となってる!;
くそっ!無駄がないいい!!;」
菊地原「テレビゲームで僕に勝とうなんて1億光年早いですよ(キラン」
恵土「光年は距離だぞ馬鹿あ!!」
菊地原「知りませーん」
風間「仲がいいな、お前ら」観戦中
なんだかんだ言い合いながらも楽しんでいたように見えた。
余談だが
風間はゲームで兄を倒すために操作を早く出来るようにし
シューターの弾をかわせるほど反射神経を磨いたそうな。
そんな中、菊地原の頭には…
恵土「…私も、初めてなんです(微笑)
こういう風に、バカげたことでぶつかり合いまくる関係なんて…
初めてながらでも、この人とならそう在りたいって思えた。
毒舌攻撃も、過剰なツッコミも…
一つのじゃれ合いみたいにして……
それで、あいつが幸せに笑っていられるなら
それだけで十分で…^^
だから…
礼を言うのは、私の方なんです。
きくっちーがいてくれたから、すっごく楽しいから^^」
菊地原「//」2階
恵土「正式にきくっちーと知り合ったのは、誕生日になった後…
入隊試験の後の1月12日だったでしょう?
今=2014年7月12日から半年前よりも1か月前…
7か月前に、一度だけあってたんですよ。
ぶすーとした顔で歩いてて、不良に対して毒舌丸出しで驚いた驚いた(くすくす)
(聞いてる父母は汗を流していた。
それでも、話しても大丈夫だという確信があった。
だって…
こんなにも温かくて、純粋な人だって視えているから……)
気に食わないって顔してて
あー、昔の私にそっくりだって(微笑」