第44章 ボーダーでの日々
何がいい点に転んで、何が悪い点に転ぶかなんてわからない。
何が、どういう風に印象づいているかもわからない。
ストレスの発散だって
二十何年も溜め込んできた分、どうしてきたのかといえば
実技のみの体育で学年2位になるまで、運動で発散していたってのもあったけど…
勝手に決めつけたり、真実はこうだって言って広めたり
あいつは大ウソつきだ、頭があれなんだだの…
ベラベラと、とりとめのない言葉を並べてはそればかり……
勝手に決めつけて、思い込んで
一つの見解にしがみついては、誰かに押し付ける。
それがどこにどう繋がっていくかもわからない。
言えずに抱え込むタイプなのか、はたまた別のタイプなのか…
それは、実際に話してみないと向き合わないと解らない。
されたこともないからできる人なのかもしれない。
されても気にせず、何とも思わない人だからできる人なのかもしれない。
色々な点が無数にあって、必死に見落とすまいとすると
どこかでまた、見落としている点があって…
もしかして、嫌な思いをさせたんじゃないだろうか…
そんな思いをして生きてきたからこそ
その分そうさせるのが嫌で必死に考え込んで、相談せずに生きてきた。
それでも…
そうしたら、言わずもがなで潰れてしまった。
今までに積み重なった精神的なものから
考え過ぎた頭が限界となって、体が動かなくなった。
頭がぼーっとする状態が一週間ほど続いて、記憶があいまいになることもあった。
それでも、人それぞれに主義ってのがあって
譲れない所ってのがあって、概念や見方も変わってて…
気にしていけば、それこそ無数の組み合わせがあって…
だから、どれだけ気にしても全くなくすなんてのは無理だって解った。
それでも、最小限に食い止めたい気持ちは変わらなくて…
けれど、倒れればもっと心配をかけるってのが解ったから……
少しだけでも話していけるように頑張ろうと思った。
これは、たった一つの見解として見て欲しい。
おそらく、読者からすれば
人にはよるが、なるほどと思ったり、解ると共感したり
変わってると思ったり、そうじゃないだろうと否定する人だっていると思う。
それでも、それはその人にとってはであって
他にも、それこそ無数に存在する。
全員に共通するものは