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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第44章 ボーダーでの日々




父親に殺されかけて、怒鳴られて
当たり散らされて、家にいる時に勉強どころじゃなかった。

別居して勉強に集中できて進学できたものの
母親が死にかけていて、それどころじゃなくなったり…

祖母の骨折に関しては命に係わってないから大丈夫だったけど……


小さい時にいじめを受け、話しかけられなくなったそれで

話しかけるなオーラだか、他の人とは違う雰囲気を出すようになってたらしい。


それを個性だと、受け入れてくれる人が欲しかった。


向き合った上で、大切だって言ってくれる
霊感もまた持っていて、悩みを多少なりとも理解してくれる人が母だった。
(話し過ぎるのが玉に傷、いつも話せない)

そして社会に出るに至って
気を付けないといけない点を教えてくれた人が姉だった。

高圧的な態度で迫ったり
感情的にぶつかるとどういう思いをするかを身をもって教えてくれたのが父だった。
(といってもDVで2015年の9月に別れたが)

父からのDVを受けて大変な時に、一階から関わらないように声を出すだけで
体を張ってでも護ろうとはしてくれなかったのが祖父母だった。


色々あるけど、やっぱり一人一人で違ってくるし偏ってくる。


誰も、護ってはくれなかった。

誰も、助けてはくれなかった。

自分たちで、自分たちを守るしか何もなかった…


それでも、そのおかげで得たものもあった。

そうされた側の気持ちが解るという点において…


解った上でして、それを何も感じなくなれば…

それこそ、してきた側と同じになってしまう。身も、心も…


その意味は、一度でもされた側であれば否が応でも解る。


被害者ぶっているだの
適当なことを言っているだの、好き勝手に言われる。

結局の所、考えに考えた結果…
誰もが誰しもに傷を与えているといったことに至った。


生きていることで、何かしら負担をかける。

傷だって、気付かぬ内につけていることだってある。


誰もが、そうなんだ。

それが、私の中にある一つの見解。


それと同時に
大事なことは言わずに抱え込む方が多い。

大切であればあるほど、それをぶつけること
負担をかけて、苦しませてしまうことに対する恐怖が膨れ上がる。


でも、言わないと耐えられないこともある。

一人で考え込み過ぎて、悩んでいた。
だから思考力や集中力が上がった…
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