第44章 ボーダーでの日々
その言葉は、恵土の暴走を止めるのに適確だった。
だが…
恵土「へ?(きょとん)
……
え!?//(ぼんっ!」
意味が解ってから、さらなる暴走が待っていようとはだれも思いもしなかった…;
菊地原「戦闘禁止期間っていつからいつまでなんですか?」
恵土「えっと…
今日から明日まで。明後日には出来るよ?」
菊地原「それまで何やってたんですか?」
恵土「修業つけてた。緑川に木虎に嵐山、時枝、佐鳥、三輪、米屋、奈良坂、古寺、月見、太刀川、出水、
菊地原「働き過ぎ。
どうせ一日でそれ以外も回ったんでしょ(じと目」
恵土「うっ;(ギクッ」
菊地原「やっぱり図星か(溜息」
恵土「だって頼まれたら断れないし
何よりやりたいじゃん!!(キラキラ&ぐっ!」
そう語られる中…
菊地原「きっと…
いつも無茶してるの知ってるんですよ。
風間隊の作戦室で勝手に出入りしてた時だって…
資料もちこみ過ぎて凄かったし。
人の30倍ぐらい働いてましたし…
そういう所、ちゃんと僕は見てますから」
カップの中のコーヒーを見つめながら呟く
恵土「……」
菊地原「あんたがらしくないと、こっちが疲れるんですよ(溜息)
今日みたいにバカみたいにやって
ラリアットだかヘッドロックだか決めて…
胸当たってるって言ったら真っ赤になって暴走して
恵土「なっ!!//;」
菊地原「くす)…
そういう所、一緒に居て飽きないんで(微笑」
目を瞑りながら、楽しそうに微笑んでいるように見えた。
恵土「…」
普段きかないその言葉に呆気にとられる中…
菊地原「だから、まあ…
そんなに嘆くことなんてないですよ。
戦いなんて、その気になればいつだってできるけど…
こういうのって、なかなかないだろうし……
こういう風に過ごせるのが、僕にとっては…(微笑」
目を細めながら微笑む中…
恵土「そうだな(微笑」
恵土は静かに同意した。
同じ気持ちだったことを聴いて、それを嬉しく感じながら…
菊地原「ってことでキス」
恵土「え!?//」
その直後、向き合ってから言いだした
菊地原「へえ~出来ないんだ~、その程度だったんだ~」
恵土「ちょっ!!??//;」
菊地原にとっては、引くに引けない現状と相成りましたが
恵土にとっては、いっぱいいっぱいであった…;