第43章 飲み会(過去と今)
『そりゃそんだけ抱え込んでたら咳喘息にもなるわ;』
口々に紡がれた言葉は、即座に響いた
恵土「はい?!;
まあ…
確かに、ストレスをためこまないようにも言われてたけど;」
ストレスも、気道を過敏にさせる要因となるため
日ごろからストレスの原因となる過労を避け、睡眠や休養を十分にとることが大切。
水泳など適度な運動を行い、抵抗力をつけることも咳喘息の予防につながるらしい。
喘鳴を伴わない咳が8週間以上続く
(聴診器で聞いても呼吸にゼイゼイ、ヒューヒューという音が入らない)
喘鳴、呼吸困難などを伴う喘息に今までにかかったことがない
8週間以内に上気道炎(かぜ)にかかっていない
気道が過敏になっている
気管支拡張薬が有効な場合
咳を引き起こすアレルギー物質などに反応して、咳が出る
胸部レントゲンで異常が見つからない
上記の二つを満たすことで、咳喘息と簡易的に診断することもある。
咳の発作が激しい場合は
胸の痛みを感じたり、嘔吐、失神したりすることも。
(実際あった)
咳喘息は、喘息の前段階ともいわれてて
咳喘息を放置すると、本格的な喘息に移行してしまうことがあるから
そうなる前に正しい治療をし、健康管理を続けることが大切だとか…
小南「っていうより恵土…
あんた、夜中の咳
夜な夜なひどくなってない?」
恵土「ギクッ!)やだなあ^^;今は出てないよ(苦笑」
小南「倒れるから休みなさい(ギラン」
鋭い目つきで睨んでいってくる小南は結構迫力満点だった;
恵土「えと;」
小南「皆心配してるのよ!
無茶されたらいやでしょ!?それと同じ!
だから…
少しぐらいは頼りなさいよ//」
恵土「//(っ//可愛い」
歩み寄ってから向かい合って
顔を逸らしながら言う小南に対し、恵土がそう思う中
小南は、再び顔を向けて
真っ直ぐ、その目を見つめながら言葉の続きを紡いでいった。
小南「私はもう…
あの時、死ぬことを望んでた時の私じゃない。
生きていたいって
望むことができるようにもなったし…
何より…
あんたと一緒に居れば、何だって嬉しいから!」
(1073、1091~1094ページ参照)
涙を目に浮かべながらの言葉に対し
左掌を広げて近寄り、その胸に指だけ当てた。
恵土「感情が暴発して殺されてもか?」
その問いは、誰に向けてか…