第43章 飲み会(過去と今)
好きなだけ遊んで、笑い合った後
迅は、恵土と話し合うことになっていた。
恵土「迅…
さっきも言ったが、お前ひとりが悪いわけじゃない。
一人でやるのだって限界はある。
二人ならまだしも、一人だけなら限りが生じてできる範囲は狭くなる。
だからさ…こうしないか?迅
お前が、どうしても視えてる未来を変えたいのなら
私たちが協力して、変えてみせる。
一人で無理なら、皆で変えよう!(微笑」
迅「…どうして、そこまで俺のこと」
恵土「大事な、迅の願いだからな^^
無駄にさせたくないんだろ?
視えてることも、見聞きしたものも…
なら、答えはとっくに出てる。
私にも、力にならさせろ。
あの時の決意を無駄にしたくないのなら…
先に視える未来を
悪いものにしたくないのならなおさらだ(真剣)
お前は、どうしたい?
どんな未来を望みたい?
お前が、周囲を動かせるようになれば
どう、未来を動かしたい?」
迅「…
是が非でも、後で幸せを掴んで笑い合える未来にしたい!」
恵土「…ならいい(微笑)
私も、お前のその想いと同じだ。
そして、それはこれから先も変わらない。
一人の損失にとらわれるな。
その先にある皆の幸せを念頭に押さえろ。
その一人は、私が護り抜く。
お前に…
予知視があるって言われた時から考えていた。
だから、加えろ。
お前のせいで、誰かが死ぬなんてことは絶対にさせない!
誰にも…
あんな思いは、味合わさせたりなんかはしない!!」
真剣な瞳で、真っ直ぐな眼差しで叫んだ。
その脳裏に浮かんだのは…
自らのせいで、死なせてしまった村そのもの……
あんな思いや、罪悪感を味あわせるのは嫌だったんだろう…
迅「うん!^^
じゃあ俺、もっともっと頑張る!!(微笑&拳握」
小南「あんただけに任せられるわけないでしょ?
まあ、私は暴れるだけ暴れまくるから。
それ以外は任せるわ(ふいっ」
迅「頷)うん!(微笑」
レイジ「力になれることがあったら、何でも言え(微笑&なでなで」
迅「ありがとう、皆!^^//」
三人に囲まれて、幸せそうに笑っていた…
その様子を、陰から見守る人たちがいた。