第43章 飲み会(過去と今)
そのリビングの扉の前で…
林藤「一件落着、と…
入らなくてよかったんですか?…最上さん」
最上「…ああ(頷&微笑)
おそらく、俺はあいつらよりも先に死ぬだろう。
若いあいつらが、あぁやっていられれば…
それが、一番いい。
もう…(血なまぐさい光景が脳裏に浮かぶ)
あの時のようなことを、繰り返してはいけないのだから……(真剣」
林藤「そりゃご尤もで(微笑&うつむく」
その出来事とは…
パンデモニウムに虐殺されたこと、それには城戸さんの妻子も含まれていた…
そして、その当時…
恵土が城戸を庇って、大怪我を負い
後遺症として、胴体と下半身がマヒしてしまった。
(1314ページ参照)
それでもなお
懸命なリハビリによって完全に回復したと、最近になって知った。
差別やら偏見やら迫害、拒絶や否定や孤立まで
今まで散々な目に遭わされてきただろう。
目に映らないものが視えて聴こえて感じるだけで…
それでも、そんな中…
幸せを見つけて…今、掴んだんだろう?
だから…
昔に言えなかった、その言葉を言え。
自分に言えなかった、迅への言葉をお前にも言え!
確かに、いなければ変わっていたものがあったかもしれない。
何かが食い違って、絶妙に違って…
違う環境で、俺は違う俺になっていたかもしれない。
でも俺は、そんなのは望まねえよ。
どんなお前でも、そのお前と過ごした日々は…
(一緒に訓練室で仮想空間で遊んだこと、
恵土「はっはっはっ!凧揚げだ~!^^」
太刀川「バイパーで俺のを打ち落とすなよ!!;」
模擬戦をしたこと、
恵土「私のぼろ勝ちだ(キラン」
太刀川「絶対いつか負かしてやっからな!!」
からしを入れられたこと
太刀川「かっれええええええええええええ!!!!!;(口から炎」
恵土「ぬっふっふっ(にや&キラーン」
太刀川「ぬふじゃねえ!;お前だろ絶対!!;」
恵土「さあ?(にやり&キラン&腕組み」
太刀川「絶対お前だ!それだけは間違いねえ!!;」)
絶対に消えない。
(今までの想いと共に、涙が頬を伝う)
この想いは、永遠に続くんだ…
(そして、満面の笑みで笑い合う姿が思い浮かぶ)
これからも、ずっと……
今も隣で…
太刀川&恵土『^^』
酒を掲げ合って