第42章 飲み会(昔話)2
そう笑いかけながら言うと
やっと意図が通じたかのように、言葉を口に出し始めた。
恵土「…そう、だったの?」
太刀川「少なくとも、俺はそう思う。
だってよ…
今までが、あまりにも理不尽過ぎるだろ?
だから…
神様と話すことは、いつでもできるわけじゃないけれど
自分にできることを、してくれたんだよ……
お前を想ってる奴は、俺一人だけじゃない。
風間さんだって、いつでも聴いてくれる。
沢村さんも、忍田さんも城戸さんも
東さんも小南も迅もレイジさんも、三輪も米屋も…
たくさんの人が、お前がいることを望んでるんだからよ(微笑」
そう言いながら、恵土の左頬に右手を当てて撫でた。
恵土「…そっか(微笑」
太刀川「ってことで、俺の思考読んでみ!b」
恵土「?
…って何で裸で抱き締め合う!!??;しかもベッド!!
何やろうとしてんの!?;」
太刀川「こづくり!^^♪」
恵土「へ?;
裸で抱き締め合えばできるもんなの?」
眉ひそめてるってことは、意味分かってねえんじゃ!?;
その返答に、思わず青ざめる中
陽介「じゃあ俺は?(にや」
恵土「?…押し倒して壁ドン?意味が解らない」
陽介「がくっ!)やっぱり異性として認識しちゃいねーかー!!;(ぐああっ」
太刀川「っていうか幼馴染って一体誰だよ!;
いい加減教えろよ!!;(くわっ!!」
陽介と俺の思考も関係なしに、恵土はいつも通りだった…
恵土「バカ二人に教えることはあ~りませーん♪」
陽介&太刀川『ええ!!??;』
そんな恵土の返答にショックを受ける中、先を歩いてから
恵土「ありがとう^^」
振り返りながら、とても嬉しそうに微笑んだ。
『…//(ぽかん』
それを見ながら、俺らは思わず真っ赤になっていた。
すっげぇ綺麗…
そう思ったのは、きっと…
これからも教えることはないだろう。
加古「あら。三人でどこへ行くの?」
恵土「模擬戦!もっかいやりに行くんだ^^(キラキラ」
『また!?いいけど』
加古「そう。じゃあ私のチャーハン食べてかない?^^」
次に地獄が降りかかってきたように感じたのは…
きっと、俺だけじゃなかったはずだ;
無論、隣の二人も同様に冷や汗を流してて…
その当時は、全員当たりで
恵土に至っては初めてのことらしく涙を流していた;