• テキストサイズ

鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第42章 飲み会(昔話)2




それなのに、生きなければいけないのは何でか?

無駄にさせないため…


それでも、結果的には…

たくさんの人たちが、助けられたって言ってくれた。


苦しみながらでも、生きてきて良かったって思った。


でも…こんな自分は大人になり切れてないのだろうか……

ふさぎ込んでいた感情を、やりたかったことと同時にぶつけて…


そんな時、ふと呟かれる。

『本当に子供みたいなんだから(苦笑』


それでも、一緒に楽しんでいた。


「変なんだろうか?」

「自分は、どこかおかしいから
そうされて当然だって顔をされ続けていたんだろうか?」


ふと、湧いた疑問は

目の前に居た人たちが受け入れてくれたことで、吹き飛んでいった。


嬉しかった…(微笑)


近界でも、玄界でも…

否定されてばかりだった期間があまりに長かったから、余計にそう思ったんだ。


大きくなっても、それは変わらなくて…

相手に同じ思いをさせたくなくて必死に動いていたけど、護れなかったものもあった……


それでも、せめて…

何か、力になりたいって思ったんだ。


あの当時、助けてくれる人はいなかった。


助長されて、嫌な思いばっかで…

もう、希望も絶望も何もない…


そんな、不思議な状況のまま生きているように感じた…

少なくとも…
そういう人たちがいる場所においては……


それは、大きくなってからも変わらなくって…

嘘つき呼ばわりされた時は、キレてしまった。


ふざけるなって思った。


その当時、生きるのだけで精一杯だったから…


そんな状況の中で、誰にも零さないまま

誰にも嫌な思いをさせないように
相手の立場に立って考えて生きる事に必死になり過ぎて

それに集中するので、いっぱいいっぱいだったから…


だから、むしろそういう目に遭ってて

そうなってたからこうなんだって思ってるって
聞かずに決めつけられてるって、とられてもおかしくなくって…


それで結局…

逆に、させたくないはずの嫌な思いを
大切な人に味合わさせてしまう方が多かった;


だから小さい時
どれだけ必死に相手のために考えても考えても、誰もが離れていくんだって思ってた;;

解ってもらえないまま、誤解されたままずっと…


そうしていつしか…
一人になるのが、孤立するのが当たり前になっていた。

/ 1782ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp