第42章 飲み会(昔話)2
そんな恵土を見ながら、周囲は…
『絶対今、争奪戦されてるって解ってない』
そう、昔ながらの核心と共に思っていた。
影浦「おいコラ恵土ー!こっち来い!!
久しぶりに遊ぶんだろ?(にや&手招き」
諏訪がエネドラに対してしたのと同じ手招きをする中
恵土「ぱあ)うん!」
頷きながら、あっさりと行き…
ぎゃいぎゃいと論争し続ける
風間隊と太刀川隊は、放置されるという結果となっていた…;
本当のことしか言えない
そんな性質を理解してくれる人なんて、めったにいない…
でも、それでいい。
それごときちんと向き合って、受け入れてくれる人がいると知れたから…
(そう思いながら微笑む中
鍋を作りながら、ワイワイと雑談していた。
ユズルが心配していたこと。
ゾエさんが見舞いに食べ物や花まで持ってきていたこと。
カゲがゾエが見舞いに持ってきた食べ物を食べないかひやひやしたとのこと。
光が心配で何度も来ていたこと。
おかしく感じるような会話をしながら
話していた人たちは、恵土と共に笑いが止まらなくなっていた。
恵土「あっはっはっ^^//」
口元をおさえながら、嬉しそうに笑う恵土に
周囲もまた、満面の笑みで
さもおかしそうに、楽しそうに笑っていた)
そのおかげで、私の知る世界は広がった。
もし、同じような人たちが現れたとしても
私は…きっと、
「嘘を言うな。本当のことを言えよ」
不意に「心ない一言」が、私を襲ってきた。
『…嘘?
てめぇが、私の何を知ってるよ。
本当?
てめぇが俺の本当の何を知っている?
何を知った上で、嘘だって?
真実も知らない奴が、
その時に何が起こってどう思って生きてきたかも知らない、その時隣に居なかった奴が…
その当時の気持ちも出来事も、抱いた想いも…
一体、何を解ってるって言うんだ?
ふざけるなよ、人間。
お前のような、ろくに向き合えもしないクズは…
死んでから閻魔に思い知らされろ』
瞳孔が開き切った黒い目を向け
冷たく睨み据えながら、低くくぐもった声で言い放つそれは…
遠い過去、本心から思い
心の中に抱いた、『冷たい感情』…
『てめえが、俺を語るな』
それは怒りを通り越して、キレた時の感情と想いだった。