第42章 飲み会(昔話)2
それから後、我に返るまで気を失っていた…
その期間は数分で
意識が戻ってきた後に、恵土が見たものは…
那須「それでも、死んでしまうとは思わなかったわよね(黒にっこり」
恵土「ごめんなさいいいいいいいいい!!;;;」
那須が少し怖かった;
それだけ大事に想ってくれているということなのだろうが、怖いものは怖い;
恵土「ありがとう、玲;大事にするよ;」
那須「…ともかく、無事でよかった(微笑」
『四の五の言わず、使えったら使え!!』なんてのが映像で流れる中
その映像が録画されてあったスマホを、風間が取って途中で切った。
こんなに、恵土のことを心配して駆けつける人たちがいる。
それを、実際に見て
知って欲しかったからこそ、残したものでもあった。
ちょうどその頃、玉狛支部からついた人が…
陽太郎「やっと、ついた…
恵土!俺も来たぞ!!(ばーん!」
雷神丸「もふっ」
恵土「お。えっと…まだ、いける?」
「あ、はい。オーダーは通ります」
恵土「じゃあ陽太郎、こっち来て食べたいもん言え(手招き」
居眠りから起きた陽太郎と雷神丸が、気付けば駆けつけていた。
恵土「っていうか、忍田さんも皆も全く言わなかったじゃん;」
そう言いながら
再び風間から受け取って、渡された映像を見る中
(輸血や先程の言動が終わった後になるよう、時間軸を動かしていた)
そこには
輸血をした後、ふらふらになりながらも帰ろうとしていた皆がいた。
(邪魔になるから)
その映像では
村上「大丈夫ですか?」
来馬「ああ、大丈夫。っと(ふらっ」
村上「まだ安静にしていて下さい。
400ccも抜いたんですから」
来馬「ありがとう。大丈夫だよ(微笑」
などとやり取りを交わしながら、返っていく姿だった…
風間「正直に言うと
当時に2000Lと言ったが、それは結果論だ。
内密にしてもらう話になっていたんだが…;」
恵土「っていうか木虎も木虎で心配してくれたんだな。
べったり離れないで//(くすくす」嬉しそう
木虎「なっ!//笑わないで下さい(むす」
恵土「だって可愛いもんで^^(なでなで」
木虎「//」
そうしてひとしきり撫でまくってから後
輸血してくれた人たちに対し、恵土は面と向き合った。