第42章 飲み会(昔話)2
実際、手術の最中にレイジが迅から報告を受け
玉狛の皆へ連絡を入れようとしていたのだが…
入れ違いというか
レイジが出ようとした矢先、入ろうとする人たちが殺到していた。
(細かい状況説明
実際に血を抜かれて死にかけ
それでいながらテレパシーを送って、気を失ったのは4時30分。
その恵土が壁を背に
血みどろで倒れていた現場に、秀次が駆けつけたのは4時35分。
そこから走って、医療機関についたのが4時45分(恵土の体を気遣ったため)。
輸血を取ったのが4時48分から血を取る。
手術開始となったのは4時53分から)
そして駆けつけたのは
手術をしており、輸血が足りないという時になってからだった。
手術をしている間にも、血は出続ける。
当初の3.15Lからだんだんと増えていく出血量に対し
みるみる弱っていくのが、目に見えていた。
そんな時…
東「悪い!遅くなった」
太刀川「東さん…」
東「ひどい顔色だな;」
太刀川はベンチでうずくまっており、青ざめていた。
ありえない光景と状態に対してなのかもしれないが…
風間「いえ…
恵土先輩の方が、生死をさまよっていて。
輸血の上限は2000Lですし」
東「なら400ccのを俺がやろう。
木虎は無理だったんだろう?
確か、50㎏以上でも年齢制限があったはずだ」
木虎「…はい」
そううつむく中、時は過ぎていく。
風間「200cc献血は満16歳以上69歳以下、
女性40kg以上、男性45kg以上。
400cc献血は満18歳以上69歳以下
男女ともに50kg以上。
そう決められている上に、2000Lまでです。
三輪は17歳なので200cc
俺と太刀川と木崎は400ccずつです」
東「それで、他に200cc渡すとして
とりあえず先に検査が必要だったな。
話しを通しに行くか」
そうして動き出す中
来馬&柿崎『俺の血も使って下さい!!』
A型の人もまた、駆け付けており…
村上「俺の血も使えませんか!?」
東「悪いが、B型じゃなくA型だからな;(苦笑」
詰め寄る人が出たり
那須「熊ちゃん、私も行ってくるわね」
熊谷「ちょっと待って玲!;それはダメ!!;」
那須「じゃあちょっとだけ^^」
熊谷「それでもダメだったら;」
独断で行こうとする人まで…;