第42章 飲み会(昔話)2
恵土の運が悪い出来事…
まず一つ目、1歳辺りにして近界に。
神隠しとされる出来事だが、たまたま引っ張り出されたらしい。
半年周期で関わってくる近界の国で、半年後に帰ってきたのだが…
1歳あたりの時に
あまりに強過ぎるトリオンから
空間移動でゲートを開いた際、たまたま近界へ繋げてしまい
そこに行って、トリガーを学び
それで持ち帰ったトリガーをもとにして
現在のトリガーが生み出された…(664ページ参照)
たまたまゲートを開いて
手をつっこんだらそこに恵土がいたらしい。
そして帰ってきた時にトリガーを持って帰っていた。
おまけに言うと…
「運が『いい時』と『悪い時』の差が激しい」と言った方が正しいかもしれない。
他に運が悪い時の出来事はというと…
鉄筋落ちてくる、壁落ちてくる、岩落ちてくる、何もないところでこける(ちょうど油か水がまかれていた直後)、踏み出したところが落とし穴、不発の地雷を踏んで起爆させた、不発弾を起爆させた…
他にも多々あるが、全部避けているそうで…;
それから後、起き出した恵土に知らされたことがあった…
風間「…すみません。
一つだけ書き忘れていました」
恵土「ん。OK。
読んでみ…
あれ?輸血してくれた人…
最後の名前の後
『など』でしめられてるけど、どういうこと?」
その、風間から渡された紙に書かれてあったのは…
『恵土に輸血した人
三輪秀次、風間蒼也、太刀川慶、木虎藍、木崎レイジ…など』
風間「………………」
東「教えてもいいと思うぞ?
寧ろ、その方が自分を大事にしてくれそうだ(微笑」
それを聴かれた時、風間は言うのを渋っていた。
そう微笑みながら言う東に対し、風間は溜息交じりに言い出した。
申し訳ないということで
ワイワイなるのではと思い悩みながら…
しかし、東の言うことも尤もなので話すことにしたとか…
風間「溜息)はあ……
実は、その5人の後でほどなくして集まってきたんですよ。
輸血センターからの輸血が間に合わない可能性が高い上に
出血があまりにひどく、手術でも血は止まらなかったので…
そうでなければ
運び込まれた時点で、3.15Lの出血で生き永らえられるはずがないでしょう?」
恵土「…え?(きょとん」
それから説明されたのは、当時の出来事…