第42章 飲み会(昔話)2
眉間にしわを寄せながら言う中、時は進んでいく…
風間「精神がくるうほどの叫びが響くまで…
俺は、気付けなかった」
そう言いながら、瞼が閉じられる。
暗い空間の中…
泣きながら、頭を抱えていた。
1215ページ参照
必死に、押さえ込もうとしていた。
味わっていた過去も、苦しみも…全て……
抱いていた感情も、望みも、希望も…
全て、自分の中で殺されたものまでもが湧き上がる。
そんな奇妙かつ異常な出来事故か
錯乱していたからか、異常な行動に移っていた。
自分を殺そうとして、泣きじゃくったり
歌を歌いだして、自分自身を罵倒しまくっていたり…
最後には、ちゃんと笑えるようになった。
1216~1224ページ参照
恵土先輩に対して
「幸せになって欲しい」という願いが生まれた。
『傍に居ると、安心する^^//』と言ってくれた時
「!//」本当に嬉しかった。
一緒に居て、二人きりになっていると…
恵土先輩は、気持ちよさそうに肩にもたれかかって眠っていた。
俺には、たまらなく嬉しかった。
心を開いてくれた。
安心して、寄り添えるぐらい信頼し切ってくれているという安堵感からか…
笑みが止まらなかった(微笑)
それから、そっと肩を撫でながら
肩に頭の重さと温もりを感じながら…
『少しでも、力に慣れているだろうか?』
そういった思いが、胸中を駆け巡っていた。
少しでもいい、力になりたい。
支えになって、生きたいと思わせられていれば……
そう思うようになってから
より一層、勉学に励むようになっていた。
闇にとらわれた精神を
ずっと今も苦しみ続けているであろう心を救いたくて…
そして、息抜きも大事だと
恵土先輩から遊びに誘われたりもした。
はしゃぎ過ぎて暴れ回って先走ったり
想い過ぎるが故か、考え過ぎて空回りをしまくったり…
頭がマヒするまで大事にしようと考えてくれる恵土先輩は
俺にとっては、理想そのものだった。
行動だけを見れば、変に勘ぐってしまう人もいるかもしれない。
だが、恵土の場合は隠し事が一切できない。
嘘をつく時はすぐばれるし、感情を隠すことも出来ない。
語弊があったり、それで勘違いを生んだり
悪く言われて、拒絶され続けてきたり…