第41章 飲み会(昔話)
緑川「俺は、それだけで嬉しいよ?
だって、それだけ伝えようとしてくれているってことでしょ?
いつだって、真っ直ぐに向き合おうとして
解りやすいように伝えたいって感じで…
…恵土先輩は、十分苦しんできたよ。
人のために考え過ぎて
もう、これ以上何も考えられなくなるぐらい
思い出すことさえできなくなるぐらい考えて
脳が、二週間もフリーズしたことだってあったでしょ?
それと同じだよ(微笑」
そう言いながら、恵土の両手を取って再び言い出した。
恵土「?」
緑川「人のために、不器用ながらでもちゃんと向き合って
力になろうとしてくれる。
それは本当に難しいことであると同時に
本当に、大切なことだって俺は思うんだ。
向き合って分かった。
恵土先輩の過去も、今まで助けられてきてなかったことも…
もし、危なくなったら助けに行くから…
助けられることに慣れてないなら、何度でもそうするよ!(微笑)
恵土先輩が、そうしてきたように…
俺が、そうなりたいから!!^^//」
そう言いながら、満面の笑みを浮かべた。
恵土「っ;(じわっ」
緑川「どれだけ長くなっても、俺は付き合うよ。
俺…
恵土先輩のこと、もっと知りたいから。
誰かが離れていくことになっても
もしも今までが見放していくことばかりだったとしても…
俺は、その恵土先輩と向き合いたいし
もっともっと一緒に居たいし、色んなことを一緒にしたい!
学びたいんだ(微笑)
たった一つの出来事でも、本当に恵まれていること。
ただ生きているだけでも、色々なものが複雑に絡まっていて…
小さな出来事でも、本当に…
たった一つの軌跡であり、奇跡なんだって教えてもらったから^^」
恵土「…(ぽとっ)
バカヤロウ…
そんな風に言うことないだろうが」
緑川「恵土先輩ほど経験もないけど
やっぱり、凄いことだって俺は思うから(微笑)
例え、それでバカにする人たちがいても
俺は、そんな恵土先輩に惚れたんだ^^
やっぱり、恵土先輩は恵土先輩だよ(ぎゅう!」
恵土「…
ふっ(微笑)
駿も駿だよ。
いっちょまえに背伸びしやがって(ぎゅう」
緑川「やっぱり、俺の目標はでかいし(微笑」
そういう中、一筋の涙が落ちた…
嬉しさが故か、理解しようとしてくれたが故か解らぬまま