第41章 飲み会(昔話)
恵土「そして気付いたら11月1日になってた;」
緑川「やっぱり面白いw」
淡々と話し合う中
風間「…人生で一番奥深かったことは何ですか?」
恵土「…どこへ行けば傷付くことはなくなるか、だな。
望まれないまま、生きてきた。
少なくとも、そう望まれない『時』と『場所』があった。
命を奪い、命を食らい、命を育む。
命なくして、命はあり得ない。
先祖から、今まで…
脈々と受け継がれてきたのは、生であり、死であり……
生きることによる苦悩………
どこまで行っても、傷付くことはなくならない。
何かが存在する限り、それはなくならない。
それでも、生きなければいけない。
人は、その人にはなれない。
だから、聴くことで力になることしか出来ない。
ありのままのその人を受け入れ、愛することでしか…
幸せを願って、寄り添うことしか私には出来ない。
それしか、知らない。
本当は小学校でも中学校でもいじめを受けてきたのに
一人も味方はいないまま、母と姉に支えられる形で生きてきた。
こっちでは父と母に支えられる形で生きてきた。
誰も味方はおらず、その闘いにおいて
力になってくれる人は全くいなかったって点は同じだったよ……(うつむく)
他人事のように言われるだけだった。
いじめられる中でも通わなくなったら負けのように感じて
毎日頑張って通い続けて
先生に言っても、環境は改善されないまま毎日続いて…
それこそ何年も続いていて、小6になるまでいじめがあった。
中学になっても似たいじめがあって…
小学時代でも中学時代でも
後になってから、偉い先生に「偉い偉い。よく耐えた」って
担任の先生には「護れなくてごめんね」って
周囲は後になってから心配そうな顔をされて…
いじめっ子たちを容認して、見て見ぬ振りしてたくせに
もう過ごした時は帰ってこない。
したかった思いも、何も叶えられない。
一人きりでいた学校で過ごして耐えてきた時間も
その間にも、いじめっ子たちも
周囲の人たちも楽しんで笑っている時間も…
自殺しようと悩んだ時期もあって
自分をナイフで刺そうとして、母から止められたこともあったのに
なんで何も知らないで、それだけ言われないといけないのか解らなかった。