第41章 飲み会(昔話)
それで否定されないで便乗されて
次々に悪い所だけを浮き彫りにして
そういうので笑って、話し合う人たちしかいなかった。
言えずにいた。
言えば、そういう思いをさせるのが怖くなっていた。
人に対しての不平不満は言えない。
でも、どういう環境で育ってきたか、どう思って生きてきたかぐらいは言える。
でも…どうしたって、仕返しやそういうのは出来ないんだ。
そういうのをされて、どれだけいたいかってのは身をもって知ってるから。
いじめられてて、それが当然って顔されて
そうされることをする方が悪いって、言われ続けていた。
いじめられてたことを言えば
否定されて、嘘つき呼ばわりされることだってあった。
いじめっ子たちは忘れていても、周囲は忘れていても
あの過ごした年月は変わらない。
皆が笑って、何年も支え合ってぶつかり合って過ごした中
私はずっと、一人きりで耐えるしかなかった。
ぶつけたら辛いって解ってる分
そういうのが言えなくなっていったんだと思う。
ってすみません。愚痴みたいになった;
秀次「…結局の所を言うと
どっちの恵土も同じ恵土で、今までに抱いてきた想いを
閉じ込めて押さえ込んで、誰にもぶつけないようにしてきた分
テレパシーのように強い念波になって
同じ人格のと、別世界の自分と意識を共有できるようになったんだろうが(溜息」
風間「原理に関してはその通りだろう」
そうだね。
秀次「…誰も、助けてくれなかったのか?」
母や姉ぐらいだったね、こっちでは。
こっち(ワールドトリガー)では、父上と母上が支えになってくれたように…
秀次「…結局は、誰も助けちゃくれなかったのか。
血縁者以外では…(うつむく」
そんな顔せんでも
風間「同情はいつだって簡単にできる。
だが…それは、あいつの心に本当に寄り添えていると言えるのか?」
でも今は悩みはないよ。
重いと思うけど、経緯と近況を説明します。
少し長くなるので、次のページに書きます。
その続きから、本編の続きを書きます。
本編の途中に入れてしまい、すみませんでした;