第41章 飲み会(昔話)
そればかりが、胸の中で渦巻いていた。
当時の私には、それが全てだったから……
その習慣が染み入って、そう思うのが当然になっていた。
そう思わないと、そう思って殺さないと…
きっと、耐えきれずに自殺していたと思うから(うつむく)
自分で自分を殺さないと、生きていけなかった…
ましてや、笑ったりすれば不幸せなように言われるばかりだった。
だから……
元々、言わない方だったのが
もっと言わないようになってった。
それなのに、きくっちーときたら
感情全部ぶつけたっていいんだって言い出すもんだから…
結局、言いまくる感じになっちまった^^;
私の場合、それぐらいでもしないと言えないと思う。
一つでさえも、言い出すのに相当勇気と時間がいる。
それぐらい、過去の習慣が染みつき切っている。
その分、ハードルがでかく感じている。
たった一言いうのでさえも、本当に難しい……
いじめっ子にとっては、友達もいれば家族もいるから平気だろう。
話し相手がいるし、分け合う奴だっている。
でも…こっちからすれば、味方は自分一人しかいない。
1年間、全員が敵だ。
責め立てられて、それが当然とする日常…
同意するものもいなければ、受け入れるものもいない。
……味方なんて、一人もいない……
そんな状況下だったのが、日常だったからかな。
ひどく言われても、どんな風に言われても
拒絶は認められない、否定も認められない。
あるのはただ…私一人が悪いという認識だけ。
それが植え付けられれば
私を殺すのが、日常的になる。
そういう感じだったからかな^^;
抱く感情も、想いも……
こんな風に話さなくなっていた理由は。
って長々とごめんな;(苦笑」
そう苦笑交じりに言う恵土は、どこか辛そうで
無理して笑っているようにしか見えなかった。
ぎゅう
恵土「!秀次?」
秀次「今は、そうじゃない。
菊地原も言っていたが、一人で抱え込むな。
お前がそうなっていることに、苦しんでいる人はここに居る。
少しずつでいい。
荷をといて、分け与えたっていい。
たとえそれが負だとしても、今更だろ。
今まで散々やってきた。
喧嘩もすればぶつかり合ってきた。
だから…安心して吐き出せ」
気付けば抱き締めていた