第41章 飲み会(昔話)
恵土「だからね、秀次…
無事でいてくれて、生きてくれて
本当にありがとう。
私に、生きる目的をくれて…
もっと、一緒に居たいって思わせてくれて……
本当に、ありがとう;;」
ぎゅうっと抱き締められる中
その言葉が告げられ
その恵土の涙が、俺にぽとぽと落ちてきた。
その優しさが、いつも俺を救ってくれた。
それが勇気に…優しさに変わった。
この居場所を、護りたい。
弱くて小さかった俺は…
その時から、その想いだけは強く持つようになっていった。
だからこそ、恵土以外起動できない白帝を
俺の手で起動できたのかもしれない…(887~891ページ参照)
大好きだから…
(恵土「秀次、大好きだよ^^」)
そう、抱き締めながら向けてくる愛し気な瞳も
優しく向けてくれる、満面の笑みも…
(恵土「愛してるよ、ずっと(微笑&なでなで」)
あの微笑みも、優しさも、温かさも
頭をそっと優しく撫でてくれる、その温もりも…
だから俺は……
恵土「私にとって、秀次は何ものも代わりにはならない。
たった一つの、命なんだ。
ずっと傍に居て欲しい。
一緒に居て、幸せを感じて笑っていて欲しい。
大切な、何よりも大事な宝物なんだよ^^」
涙が零れ落ちる中、紡がれる言葉…
秀次「ごめん、なさい;」
恵土「秀次?」
秀次「ごめんなさいいいいい;;(ぼろぼろ)
わあああああああん;(だきっ」
恵土「謝らなくていい。
怪我が無くて、本当によかった。
秀次が無事で
生きてて、本当によかった;(涙」
そう言いながら、両腕の中に閉じ込められる。
秀次(いつか、大きくなったら…なれるかな?
恵土みたいに、僕も恵土を救えるかな?
なりたい…
こんな風に、大事な何かを与えられる人に…
僕はなりたい)
そう思いながら、泣きじゃくっていた。
与えられた温もりを噛み締めながら…
その想いが、汚れなく
清らかに包み込んでくれていることを実感しながら……
本当に…
一緒に居て嬉しいと感じられる、たった一つの居場所の中で……
その腕にしがみつきながら、気が済むまで泣いた…
一緒に泣き疲れて、また眠るまで…
何度でも、こうしていたいとも思ったんだ……
(3月2日PM9:37~PM11:58更新、1508~1515(8ページ))