第41章 飲み会(昔話)
欲望を忠実に言葉にする太刀川は、ある意味凄かった;
太刀川「だってそうだろ!!??;
解るだろ!!??
男としては!
惚れた女の裸を見たら、写真を撮らずにはいられないだろう!!??」
両腕を広げながら高らかに宣言(?)する太刀川だったが
陽介「解る!!
そこは男として撮らずにはいられない!!!」
同意するのは陽介だけだった…;
女性『…(じと目』
その二人をじと目で見据えていたため…
他の男たちは、それ以上言えなかった…(?);
恵土「なんでそうなんだろう;
まあ確かに
秀次の裸がそこにあったら撮りたくなるのも解るけど;」
秀次「なっ!!//」
酒が抜けてきた恵土からすればわからなくもないものの
秀次からすれば、相当恥ずかしいことのようで…;
秀次「やめろ;」
恵土「やだ^^//♪(すりすり」
秀次「恥ずかしくないのか;」
恵土「秀次が愛おしい(ハート」
すり寄ったまま、そう言われて困惑する中…
いつものように、そっと抱き寄せる恵土に対し
秀次は困り顔になりながらも、苦笑交じりに撫でていた。
昔の想い出を思い起こしながら…
ぱりぃん!!
秀次「あっ!!;」
4歳と10か月の頃、出会ってから半年以上が経っていた。
だが、誕生日の3月20日にプレゼントされた花瓶を
うっかり肘が当たって落として、壊してしまったことがあった。
恵土「!
秀次!怪我ない!!??」
そんな時、その物音からか駆けつけ
見た直後に、俺に駆けつけて両肩を掴んだ。
秀次「う、うん;(頷)
でも恵土の大事にしてた花瓶が!;(汗」
恵土「ほっ)よかった(微笑&なでなで」
そう頷きながら問いかけに答える中
恵土は俺の体を怪我がないか隈なく見ていた。
そして怪我がないことを確認し終えて
安心したように一息をつき、頭を撫でだした。
秀次「でも!;恵土、いつも大事に;」
それでも、恵土にとっては良くないって思ってた。
誕生日プレゼントを、血の繋がらない人からもらったのは
共に過ごす、血の繋がらない家族のような存在
初めてできた友人から、贈り物をもらうのは初めてだと…
もらった時、とても喜んでて
いつも、本当に嬉しそうにしていた。
そして、大事にし続けていた…
姉と俺からの、『想い』のこもった贈り物である花瓶を