第41章 飲み会(昔話)
恵土『しゅーじ♪むにゃ(にやにや』
受話器越しから聞こえる声は、とても幸せそうなもので…
出水「絶対昔の夢だよなあ;」
思わず呟く中、後ろでにやつく人によって
太刀川「おら、貸してみろ」
出水「ちょっ!;太刀川さん!!;」
太刀川「け゛ぇい゛と゛ぉ~~~
け゛ぇい゛と゛ぉ~~~」
凄まじく低い声で何度も言いだした
出水「っぶwちょっ。それ変ww」
そのおかしさに吹き出す中
太刀川「ちょっと黙ってろ!!
『け゛ぇい゛と゛ぉ~~~け゛ぇい゛と゛ぉ~~~』」
そう何度もやる中
恵土の中で、夢は切り替わってしまい…;
秀次「け゛ーと゛ぉ~~~
け゛ぇーと゛ぉ~~~」
恵土「いっ!!??・・;」
秀次「け゛ぇい゛と゛ぉ~~~!!!!!!!!!!」
恵土「うわあああああああああああ!!!!;」
低い声で叫びながら迫ってくる秀次に、思わず逃げる中…
恵土「ぱちっ)…」
太刀川『け゛ぇい゛と゛ぉ~~~』
起きた恵土が見たのは、出水という名の着信相手と
それから聞こえてくる太刀川の低く、くぐもったような声だった…
恵土「…お前かあああああああああああ!!!!!!(くわっ!!」
頭が理解した直後、恵土は叫び
それから、瞬く間に太刀川隊の作戦室へ走り出し
太刀川「うげっ!!;来るのかよ!!;」
出水「全責任は太刀川さんってことで」
だ、だ。だ!だ!!だ!!!だ!!!!だ!!!!!
太刀川「って足音が大きく!!??;鍵かぎぃ!!;」
恵土「太ぁ刀川ぁ~!!!!!!!!!!」全部濁音付き
あまりもの激しい足音に急いで鍵を閉める中
その凄まじい剣幕と共に響く叫び声と同時に、扉が蹴破られ
太刀川「うげっ!!??;」
それごと一緒に吹き飛ばされて、壁に叩きつけられた直後…
恵土「よくも…(怒り震え)
よくも、愛しい想い出を汚しやがったな太刀川ぁ~!!!!!!・・(ぎんっ!!」
太刀川「ちょっ!;怖い怖い怖い!!!;(がくがく」
共に吹き飛ばされた扉をどかした直後に見えた
修羅の如く怒りを燃え上がらせる恵土に対し、太刀川は震撼し…;
恵土「…」
黙ったまま、ずんずんと歩み寄る恵土に対し
太刀川「・・;(がくがくぶるぶる」
ガクブルしながら一生懸命逃げ出す太刀川だったが…
壁際に追い詰められ;