第41章 飲み会(昔話)
ヴォルフ『想いは循環している…
世界が始まった瞬間から
それを作り出した『始祖神の想い、愛』で満ち満ちている。
それが、自然…植物…動物…人間…
その意思といったものを持っていることから
段々と様々なものと混ざっては循環して、汲み取られていく…
その存在している全てを
見聞きし、感じ、読み取る力…
それが、恵土の持つサイドエフェクト…『第六感』
その行き付く先が
玄界に存在するエネルギーと意思とも一体となり
掛け合わせる以上の力を発揮させる『最終形態』だ』
緑川「?(首傾&腕組」
陽介「要するに元気玉みたいなものか?」
ヴォルフ『違う。
あれもまた
あらゆる生物からの元気と呼ばれる微量なエネルギーだけでなく
太陽、大気、物のエネルギーにいたるまで、あらゆるエネルギーを集めて放つエネルギー弾だが』
太刀川「知ってたのかよ;」
ヴォルフ『第一に規模が違う。
大規模侵攻で使っていたが
物質でさえもエネルギーと化して、恵土と一体になっていただろう?』
それに対し、ふむふむと頷いていた。
ヴォルフ「かっ!)わんわんわおーん!!」
『途中から犬語になるなよ!!;』
太刀川「しかも重要っぽかったぞ!!;」
ヴォルフ『テレパシーが出来るのもそれでだ!』
出水「いや、さっきの言語は!?;」
ヴォルフ『ただの発声練習だ(きっぱり』
『やめろよ紛らわしい!!!;』
恵土「つまり…」
『ごく』
恵土「どういうこっちゃ?(首傾」
太刀川「使ってるお前が解ってなくてどうすんだマジで!!;」
秀次「どうやって使いこなしてきたんだ?;」
恵土「ノリで」
『なおさらできるか!!;』
恵土「とりあえず…
テレパシーで意思の共有ができるのと同様に
それで全てを読み取り、感じ、
意思を疎通させて、共感して、共鳴し、覚醒した。
それが覚醒融合の原点であると同時に
意思も心も溶け合った、真の融合なんでしょ?」
ヴォルフ『頷)うむ』
恵土「私の場合、護り抜こうとする意思が主だ。
で、周囲がそれを受けて護ろうとしてくれたって感じ。
臨界点突破ってのは
普通なら、理という点が働いて不可能である
『一体化』を行えるレベルまでになったってこと。
身も心も意思も…全てな」
ヴォルフ『その通りだ』
『解ってるじゃん)…;』
思う中、説明は続く