第41章 飲み会(昔話)
月見「それよりも凄かったわよね。
太刀川くんの入試事件^^」
陽介「あ~。
あれ聴いた時は驚いた。
思考が真っ白になった」
太刀川「ひでぇ!!;」
風間「まだ説教は終わってないぞ、太刀川!」
太刀川「はいぃ;;(ぐすん;&涙目」
ばぁん!と床を叩きながら言う風間に対し
未だ半泣きの太刀川である;
唯我「その入試事件?一体何ですか、それ」
出水「あ~。
そういや唯我や緑川が入る前だったっけな」
ちょうど、2年ほど前…
『ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!????』
その叫び声は、ボーダー本部に轟き渡り
三門市全域にまで広がった。
恵土「成績がいつも残忍な太刀川があ゛あ゛あ゛!!??;」
太刀川「残念の間違いじゃね!!??;」
恵土「残念で残忍な太刀川があ゛あ゛!!!??」
太刀川「それ、俺が悪いみたいになっちまってる!!!;」
恵土「え!?;
ええええええええええええええ!!!!??;」
太刀川「何で俺の扱い、こんなにひでぇの!!??;
もう俺泣きてえ!!!;(ぐすん」←既に半泣き
時を遡ること、数分前
「全科目満点!!??」
「首席合格!!!!??」
周囲『うっそだぁ~(どっ』
太刀川「マジなんだって!!;」
時を遡ること、一ヶ月前…
恵土「お前…
勉強嫌い、何とかならんのか?;
こっちも人のこと言えないのは解っちゃいるけど;」
太刀川「嫌なもんはやだ!(ぶうぶう」
そう言いだす太刀川に対し…
恵土は溜息交じりに考え出していた。
恵土(このまんまじゃ絶対におっこちる。
でも提携校の方がいいことには変わりないわけだし…;
ん~。よし、この際仕方ないか…;)
そんな中、意を決して紡ぎ出そうとした言葉こそ
太刀川の未来の転機であった。
太刀川「俺、絶対に勉強したくない!!
それよりかはランク戦やってた方が何倍も楽しいし!^^」
恵土「…解った」
恵土は、決断を下した。
忍田さんに太刀川の勉強を見るように言われたわけだが
太刀川は言語道断として勉強したがらず、困り果てていた時である…