第40章 飲み会(大事なもの)
そう言って抱き締めてくれた記憶は、今でもここにある…
ずっと、今でも息衝いている。
本人がたとえ忘れたとしても、今も胸の奥で生き続けている。
恵土先輩のかけら…
それは…たとえ本人がどれだけ変わっても
ずっと、ずっと……忘れない限り、生き続けている………
そのおかげで助かったということは
今も、恵土先輩という存在に助けられたということ…
木虎「だから恵土先輩…
大丈夫です(目を瞑りながら微笑)
ずっと…
どんなことがあっても、受け止めますから^^」
恵土「…(じわっ)
うんっ;(頷」
それに目を瞑りながら微笑み、頷いていた。
いつものように笑って、抱き締めて…
これから先も、肝心な部分は変わらなくていい。
変わらなくていい部分がある。
変わらないといけない部分もある。
それでも…
私は、それごと愛している。
ずっと…
あなたが、そうし続けてくれたように……
(『木虎、これうまいな^^』
「当然です!(微笑)
私が真心こめて作ったんですから^^」
ピクニックに行った時、おにぎりを片手で食べながら笑っていた。
それに私は得意げに微笑みながら言った。
すると
『あっはっはっ!^^
違いない!b(にや&キラン』
いつものように、親指を立てながら笑いかけてくれた。
私は、それに親指を立てて差し出しながら笑って答える。
そして、いつものように
拳部分同士をぶつけ、親指同士をぶつけ合った)
たった2年かもしれない。
それでも、2月から嵐山隊にはいった時
それより前、1月12日に弟子入りしていた。
3日も続く試練の間、ずっと諦めずにぶつかり続けていた。
30日連続という体感時間の中、何度でも食らいついて…
去年ではそれがあったからだって解っているからスルーしたけど
そろそろ教えたいと思ったのは、また別の話…
恵土「あ…
そう言えば木虎の弟子入り記念まだやってねええ!!;
駿のはストレス性胃腸炎が治ってからやったけど!;」
木虎「十分、祝ってもらってますよ(微笑&ぎゅう~」
恵土「!
木虎…」
木虎「あなたがいることが、何よりの祝いです^^」
恵土「……そうか(微笑)
ありがとう、木虎^^」
いつもの優しい声が響く。
温かい温もりが、いつものように私を包み込む。