第40章 飲み会(大事なもの)
いつだって、そうだった…
いつだって……
私は、助けられてきた。
私のことを悪く言われて、怒ってくれた時も
逆の時に怒ったら、そんなことしなくてもいいのにって…
いつでも思いをぶつけてくれて、それが助けになった。
言うだけなら簡単なのに
言うだけじゃなくって、ありありと見せつけてくれるから…
『愛してる~!^^』
なんて言われようが
ボーダーの本部基地の屋上からでも、両手を振って飛び跳ねながら叫んで…
「なっ!!//
恥ずかしくないんですか~!!!!!??;」
『どんなに恥ずかしくっても
愛してるよ!!木っ虎あああ~~!!!!^^
生まれてきてくれて、本当にありがとおおおおおおおお!!!!!^^(ぴょんぴょん&ぶんぶん』
それが、本当に嬉しかった。
木虎「っぷw
あっはっはっはっはっはっはっ^^」
いつでもどこでも変わらないあなたが、私の誇りだから^^
そんなあなたが、本当に大好きだから…^^
(互いをしっかり抱き締め合う中、笑い合っていた。
いつも、そうして守られてきたように)
恵土「私は…要らない存在じゃ、なかったんだな」
木虎「!」
そう振りかかる言葉に、私は思わず顔をあげた。
恵土「そう言われた時
否定してくれる人なんていなかった……
それでも、求めてくれる人は
ここに居た。
そして…
不安に思わせていたことに気付けていなかった……
大事に想う人を、不安にさせて
失うことに恐怖させていた。
それに気付くのに遅れたのは…
きっと、それまでに居なかったから……
でも、それで全部を否定してもいけなかったんだ。
全部が全部、間違ってたわけじゃない。
それで、救われた人もいたんだな;」
木虎「頷)はい。少なくとも、ここには」
それに微笑みながら頷くと
恵土先輩は、心底嬉しそうに満面の笑みを浮かべてくれた。
昔に言われた言葉が思い浮かぶ…
『大丈夫。
受け止める人は、ここに居る。
だから、安心してぶつけていいんだ^^
いつだって、何だって受け入れるから』
木虎「どんなことをされても
一緒に居て、どんな目に遭っても受け止める人がいますから^^」
涙と共に零れ落ちた言葉
それは、遠い昔…
落ち込んだ時に、幾度となく助けてくれた『光』だった……