第8章 神話
そんな大騒がしの後
皆が寝静まっていたのだが…
遊真(なかなかに楽しかったな)
微笑みながら
音を立てないよう起き上がる遊真。
遊真「…さて。
説明してもらおうか、レプリカ」
指輪に話しかけるも
恵土「神話を教えてもらおうか(キラン」
遊真「…何で起きてるんだ?;」
恵土「だって気になるじゃん。
私だけ聞こえてたし(キラン」
遊真「…意外と耳がいいんだな」
レプリカ「別に聞かれても問題はないと思うが…
どうする?ユーマ」
遊真「ん~。
でも、サンタが来る時間までに話せるか?」
恵土「え…;
えっと…誰から聴いたの?」
遊真「迅さん。
寝ていると、プレゼントをくれるって」
恵土「…;
とりあえず、寝ようか;」
遊真「悪いけど、俺は寝れないんだ」
恵土「え?」
遊真「この体はトリオン体だから、眠れない」
恵土「あ…なんかごめん;」
遊真「気にするなよ。
わざとじゃないんだろ?
一回説明して覚えれる人なんていたら
それこそ一握り程度だ。
そんなに気にすることじゃない」
恵土「…//そっか(微笑」
遊真「お。嬉しいのか?
理解してくれてるって実感できて」
恵土「そうだな^^//
すっごく嬉しい(微笑」
目を瞑りながら満面の笑みを浮かべる恵土に対し
遊真「ふむ//
…なんだか知らんが、ドキドキする。
なんだ、これ?」
レプリカ「恋だ。
惚れているんだ」
遊真「そうか…
これが恋か//(ドキドキ」
胸を抑えながら呟く遊真は
なぜか、新鮮な感じがしたそうな…
そんな中
恵土「それで、話しの論点戻すけど
アフトクラトルの神話って何?」
レプリカ「ふむ。
それを話すには、時を遡らなければいけない」
そうして、皆が寝静まる中
レプリカの口から
昔からアフトクラトルに伝わる、神話が始まった…