第40章 飲み会(大事なもの)
木虎「……」
恵土「木虎?」
木虎「私は、『恵土先輩の弟子』の木虎です(微笑)
私は、そのことに誇りを持っています^^」
恵土「!//」
その言葉に、恵土先輩は顔を赤らめていた。
お祭り騒ぎのせいか、よくは解らない。
でも…
木虎「これからも、ビシバシ鍛えて下さいね^^」
恵土「頷)ああ!^^」
そう…
この日々が、私にとってはかけがえのない宝物。
学校に行っているだけでは
ボーダーに行っているだけでは、決して味わえないような宝物だった。
テレビに出て、調子に乗っているなどといわれることもあった。
距離を置かれて、一人になることもあった。
それでも、私は…
木虎「恵土先輩!」
恵土「木虎?(くらっ」
木虎「恵土先輩、私…!?」
ばたっ
木虎「恵土先輩!!
しっかりしてください!!今すぐ医者を!!」
ゆっくり振り返って、そう言ってから
頭がぐらついて
いきなり倒れられた時は、心臓が止まるかと思った。
実際は、ストレス性胃腸炎だったらしい。
何に神経をすり減らしたのかはわからない。
それでも、こんなに弱った恵土先輩を見るのは初めてだった。
2014年1月24日に風邪をこじらせて
肺炎になりかけて入院した時のようにぐったりしていて…
吐き気と戦いながらも頑張ろうとする恵土先輩を
無理やり寝かせていた。
それからよくなったけれど
また、倒れてしまわないか不安でもあった。
そしたら、大規模侵攻で
誰かを護ろうとして、何度も死にかけていた。
私も助けになりたくて、血を取ってもらって…
死なないように、何度も祈り続けていた。
その手を握って、いつもいつも…
毎日、帰りに寄っては…
テレビや広報の仕事の後も、毎日通い続けて……
それから目を覚ました時、本当に嬉しかった。
(そして現在)
木虎「いつだって
どんな時だって気にかけて、一緒にいてくれた!
誰よりも、人を大事に想って
大切にしようとしてくれました!!」
恵土「でも、私は…
歪(いびつ)だってこと、今の今まで気付かなくって」
木虎「歪でも関係ありません!!」
それでも、私は伝えたかった。
木虎「そんなあなただから救われたんです!!!」
今でも、心の底から湧き上がる感謝と
大事に想っている想いを…