第40章 飲み会(大事なもの)
遊真「お、やっと名前で呼んでくれたな^^」
秀次「黙れ。
俺の恵土だ。誰にも渡さん(ギンッ)
たとえ、いとこだろうがな」
睨み据えながら言う中
遊真「ふむ…
いいね(微笑)
秀次も、いっぱいいっぱいだったのがさっぱりした顔してる^^」
遊真の返事に対し、驚いていたが
秀次「!…知るか(ふいっ)
いくぞ、恵土」
恵土「おう。
じゃあ、またしゃべろうな。遊真~」
遊真「おう!」
秀次に引っ張られながら
恵土と遊真は微笑みながら左手を振り合い、座敷に座りなおした。
修「…何かあったのか?三輪先輩」
遊真「頷)ああ…
きっと、視野が広がって
大事なものが何なのか、色々見えたんだと思うよ。
なんとなくでだけどさ」
目を瞑りながら微笑み、頭の後ろで手を組む。
遊真「俺たちもメニュー見ようぜb」
修「ああ」
千佳「うん!」
それに微笑みながら、三人はメニューを見始めた。
恵土「千佳、一つ言い忘れてた」
千佳「?何ですか?」
そんな中、こっそりと千佳にしか聞こえないよう言いだした。
恵土「一人で抱え込まなくていい(微笑)
お前は一人じゃない。
一人一人によって得意不得意はあるし、出来ないことだってある。
それと向き合って、できることをするのもいい。
でも、お前の隣に寄り添おうとしてくれる人が…
仲間がいることを忘れるなよ?
そして…
そいつらと一緒にA級になれ^^
頼ったっていい。
思ったことをぶつけたっていい。
大丈夫。
一人の時とは違うんだから^^」
千佳「!」
その言葉に、ふと涙がにじんでいた。
一人で抱え、近界民に見つからないように隠れながら頑張ってきたことを…
恵土「私にも、何だって言ってくれていい。
できることなら、何だって力になる。
だから抱え込まずに
一つ一つ、感じたことを全部ぶつけていっていいんだ(微笑&なでなで)
それで離れていくような奴じゃないからな!^^
私も、あいつらも!
だから千佳、それだけは忘れるなよ?(微笑」
千佳「…はい。ありがとう、ございますっ;」
その目から涙が流れだしたのは、撫でられた矢先だった。
その温かさが、本当に嬉しかった。
(2月24日AM8:46~AM11:53更新、1445~1458(14ページ))