第39章 終わらない悪夢、忍び寄る闇
6時50分に差し掛かった頃…
恵土「…ん(ぱち」
駐車場にちょうどついた時で
寝かせたまま車の椅子で横たわらせる中、目を開けた。
緑川「あ!起きた!(微笑」
恵土「…(ぼー」
小南「覚えてる?恵土!
あんた、途中で気を失ったのよ!?」
太刀川「止めを刺したって方が正しくねえか?」
小南「ギンッ!!)・・(睨」
太刀川「こわっ!;(汗」後ろへ跳びのく
起きたのを見て、嬉しそうに叫ぶ緑川とは異なり
やいのやいのと変な風に言い争っていた中…
恵土「…!
そうだ、私!(はっ!」
恵土は我に返り、起き上がって車の椅子に座っていた。
秀次「ここはもう駐車場だ。
で、今お前が乗ってるのが車。解るか?」
恵土「…うん(頷)
また、迷惑をかけたんだな;」
そう呟きながら、うなだれていた。
申し訳なかった。
今度こそは、大丈夫だって思ってた。
その油断が、逆に負担になって重くのしかからせてしまった…
それが心苦しくあると同時に、不甲斐なくもあった……
それから後
無事に起きたことを知らせ、安堵と共に
『よかったー!』などと騒がしくなる中、恵土は呟いていた。
恵土「私がいなければ。
いつだって、そうだ…
小さい時から、周囲に嫌な思いをさせてバッカで。
だから避けられてたんだ。
だから嫌がって離れていくんだ;;(涙」
車のシートに座ったまま、拳を握りしめ
両目から涙を流していた…
恵土「私のせいだ。
皆が死んだのも、嫌な思いをしたのも
私のせいだからそうなったんだ;;
だからいない方がよっぽどよかったんだ;;
消えていた方がよっぽどよかった;
そんな風に迷惑かけてまで生きたくなんかない;
何で私は…今、こうやって生きてるんだよ;;」
その弱々しい言葉は
車の中にいた秀次以外には聞こえていなかった。
外で、騒がしく
それに喜んではしゃぐ人たちがいて、かき消されていたから…
太刀川「へーい!」
陽介「へーい!」
出水「へーい!」
緑川「へーい!^^」
次々に手を挙げながら叩き合わせ、盛り上がりまくる有様に
菊地原「あーもう!うるさい!!」
両耳をふさぎながら叫んでいた。
その時だった。
秀次が、そう涙を流す恵土に抱き付いたのは…